サモアの概要
サバイイ島とウポル島を中心とする火山島で構成される南太平洋の島嶼国家。
基本情報
珊瑚礁に縁取られた鮮やかなラグーンと照葉樹林に覆われた緑豊かな内陸部を有し、伝統的な『ファア・サモア(サモアらしさ)』の生活様式が今も色濃く残る。人口は約22万人と小規模だが、世界に広がるサモア系ディアスポラとの結び付きが経済と文化を支えている。公用語はサモア語と英語。週末は教会と家族中心のゆったりした時間が流れ、色鮮やかなラヴァラヴァ姿の人々が行き交う光景が特徴的である。
- 正式名称
- サモア独立国
- 通称
- サモア
- 国コード(数字3桁)
- 882
- 国コード(英字3桁)
- WSM
- 国コード(英字2桁)
- WS
- 推計人口
- 22万人 (2023)
- 人口密度
- 75
- 主要言語
- サモア語, 英語
- 主要宗教
- キリスト教
- 国歌
- The Banner of Freedom(国家の旗)
- 国際電話番号
- +685
- インターネットTLD
- .ws
歴史
19世紀に独・英・米の勢力争いの舞台となり、第一次世界大戦後はニュージーランドの信託統治下に置かれたが、1962年に独立を果たした最初のポリネシア国家。
19世紀後半、捕鯨と貿易の補給地として欧米勢力が進出し、1899年の三国協定で諸島は独領西サモアと米領東サモアに分割された。第一次大戦後、西サモアは国際連盟委任統治、続く国連信託統治を通じニュージーランドの行政管理下に置かれた。サモア人は『マウ運動』で非暴力独立運動を展開し、1962年に太平洋島嶼国で最初の主権国家として独立。1997年に国名を現行の『サモア独立国』へ変更し、2009年の左側通行導入や2011年の日付変更線移動など独自の政策が話題となった。
地理・気候
火山起源の二大島と環礁群が連なり、沿岸はラグーンと珊瑚礁、中央部は山岳と滝が点在する常緑雨林に覆われる
熱帯雨林気候
- 面積
- オセアニア / 2935 km²
- 首都
- アピア
- 最大都市
- アピア
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 議院内閣制を伴う選挙制立憲国家元首制
経済
通貨: サモア・タラ (WST)
GDP(名目): 11億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 20億 国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: サモア語, 英語
時間帯: WSST, WSDT
文化・習慣
民族集団
サモア人, サモア系混血, ヨーロッパ系, 中国系, その他ポリネシア系
平均寿命
73.3歳
識字率
99%
国民的スポーツ
ラグビーユニオン, クリケット(キリキティ), サッカー, ネットボール, ラグビーリーグ