タンザニアの概要
アフリカ最高峰キリマンジャロと世界屈指のサファリを擁する東アフリカの連邦共和制国家。
基本情報
タンザニアは大陸部タンガニーカとインド洋沖のザンジバル諸島で構成される多民族国家で、豊かな野生動物とスワヒリ文化で知られる。 首都はドドマだが、最大都市ダルエスサラームが経済の中心。国語にアフリカ系言語であるスワヒリ語を採用し、民族融和を進めてきた。 経済は農業と観光、金・タンザナイトなどの鉱業が柱で、近年は天然ガス開発も進む。 国土にはセレンゲティ、ンゴロンゴロ、キリマンジャロなど世界遺産が点在し、毎年百万人を超える観光客が訪れる。 ザンジバルは強い自治権を有し、スパイスと歴史都市ストーン・タウンで有名。
- 正式名称
- タンザニア連合共和国
- 通称
- タンザニア
- 国コード(数字3桁)
- 834
- 国コード(英字3桁)
- TZA
- 国コード(英字2桁)
- TZ
- 推計人口
- 6,300万人 (2023)
- 人口密度
- 約70人/km²
- 主要言語
- スワヒリ語, 英語
- 主要宗教
- キリスト教, イスラム教, 伝統宗教
- 国歌
- Mungu ibariki Afrika(神よアフリカに祝福を)
- 国際電話番号
- +255
- インターネットTLD
- .tz
歴史
1961年英領タンガニーカ独立、1964年ザンジバルと連合して現国家成立。
7世紀以降のスワヒリ文明、19世紀のザンジバル・スルタン国、ドイツ・イギリス植民地を経て1961年タンガニーカが独立。 1964年革命後のザンジバルと合邦しタンザニア連合共和国が誕生した。 初代大統領ニエレレはウジャマー社会主義を掲げ、スワヒリ語普及と汎アフリカ外交を推進。 1980年代後半から市場経済へ転換し、鉱業開発と観光が成長。 2021年にはサミア・スルフ・ハッサンが初の女性大統領に就任し、経済改革とインフラ整備を加速している。
地理・気候
東はインド洋沿岸の平野、中央は高原台地、西部は大地溝帯に沿う深い湖、北東部にキリマンジャロなど火山群がそびえる。
熱帯サバナ気候(高地は温暖)、沿岸部は熱帯モンスーン気候
- 面積
- アフリカ / 945087 km²
- 首都
- ドドマ
- 最大都市
- ダルエスサラーム
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ビクトリア湖, タンガニーカ湖, ニャサ湖
- 隣接国
- ケニア, ウガンダ, ルワンダ, ブルンジ, コンゴ民主共和国, ザンビア, マラウイ, モザンビーク
政治
政治体制: 大統領制共和制(連邦制)
経済
通貨: タンザニア・シリング (TZS)
GDP(名目): 854 億USドル (2023)
GDP(PPP): 2,110 億USドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スワヒリ語, 英語
時間帯: 東アフリカ時間(EAT)
文化・習慣
民族集団
スクマ族, ニャムウェジ族, チャガ族, ハヤ族, ゴゴ族, マコンデ族, マサイ族, ヘヘ族, イラク族
平均寿命
66.0歳
識字率
79%
国民的スポーツ
サッカー, マラソン, 長距離走, ネットボール, バスケットボール