ツバルの概要
南太平洋のサンゴ礁と環礁から成る小島嶼国家。海抜が低く海面上昇の象徴として知られる。
基本情報
ツバルは9つの島(4島と5環礁)、総面積わずか26km²の世界で4番目に小さな国である。豊かなラグーンとココヤシに彩られた風景と、ファーテレと呼ばれるダンス、アノと呼ばれるボールゲームなどの独自文化を保持する。天然資源は乏しく、漁業権料、海外援助、.tvドメイン使用料、出稼ぎ送金が歳入の柱。気候変動への取り組みを国際場で強く訴え、再生可能エネルギー100%を目標に掲げる。
- 正式名称
- ツバル
- 通称
- ツバル
- 国コード(数字3桁)
- 798
- 国コード(英字3桁)
- TUV
- 国コード(英字2桁)
- TV
- 推計人口
- 約1.2万人 (2023推計)
- 人口密度
- 約460
- 主要言語
- ツバル語, 英語
- 主要宗教
- プロテスタント(ツバルキリスト教会)
- 国歌
- Tuvalu mo te Atua(神よツバルを守り給え)
- 国際電話番号
- +688
- インターネットTLD
- .tv
歴史
1892年に英保護領となり、1978年10月1日に独立。かつてはエリス諸島と呼ばれた。
古代ポリネシア人が定住後、19世紀に捕鯨船や奴隷商の影響で人口が激減。1892年にギルバート諸島と共に英保護領、第二次大戦では米軍がフナフティに基地を建設。1974年の住民投票でギルバートと分離し、1978年に英連邦王国として独立した。2000年にトップレベルドメイン .tv を企業へリースし外貨を獲得、国連加盟を果たす。海面上昇問題で国際舞台に立つ一方、憲法を2023年改正し“仮に国土が沈んでも国家は存続”と宣言した。
地理・気候
平坦なサンゴ礁の島々が鎖状に点在し、中央にラグーンを抱える。最高標高約5mで石灰岩質の痩せた土壌が多い。
熱帯海洋性(サバナ寄り)
- 面積
- オセアニア / 26 km²
- 首都
- フナフティ
- 最大都市
- フナフティ
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 立憲君主制(英連邦王国)/議院内閣制
経済
通貨: オーストラリア・ドル/ツバルドル硬貨 (AUD)
GDP(名目): 6.4 百万USドル (2022)
GDP(PPP): 68.7 百万国際ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: ツバル語, 英語
時間帯: ツバル時間
文化・習慣
民族集団
ポリネシア系ツバル人, ミクロネシア系, その他少数欧米系
平均寿命
約66歳
識字率
約99%
国民的スポーツ
サッカー, バレーボール, セーリング, アノ(伝統球技), ラグビー, カヌー競漕