タイの概要
東南アジア本土中央に位置する立憲君主制国家。
基本情報
タイ王国はチャクリー王朝のもとで君主を戴く立憲君主制国家で、首都バンコクを中心に 5億km²を超える国土と6,600万人の人口を擁する。熱帯モンスーンの気候が育む豊かな 自然・農産資源、古代王朝の歴史遺産、微笑みの国と形容されるホスピタリティにより 世界屈指の観光立国として知られる。ASEANの創設メンバーであり、自動車・電子産業を 核とする工業国としても成長。国民の大半が上座部仏教徒で、王室と仏教を敬う独自の 文化と慣習が日常生活に根付いている。
- 正式名称
- タイ王国
- 通称
- タイ
- 国コード(数字3桁)
- 764
- 国コード(英字3桁)
- THA
- 国コード(英字2桁)
- TH
- 推計人口
- 6,609万人 (2022)
- 人口密度
- 約136人/km²
- 主要言語
- タイ語
- 主要宗教
- 上座部仏教, イスラム教, キリスト教
- 国歌
- Phleng Chat Thai(プレーン・チャート・タイ)
- 国際電話番号
- +66
- インターネットTLD
- .th
歴史
スコータイ・アユタヤ・トンブリーを経て1782年にチャクリー王朝が開かれ、独立を保った稀有な東南アジア国家。
13世紀にスコータイ王朝が台頭し、15世紀以降はアユタヤ王朝が東南アジアの強国として 繁栄した。1767年のビルマ軍による破壊後、タークシンがトンブリー王朝を樹立、 1782年にラーマ1世がバンコクへ遷都し現王朝を開いた。19世紀はラーマ4・5世による 近代化改革で列強の植民地化を回避。1932年の立憲革命で議会制へ移行し、 第二次大戦後は冷戦下で西側陣営に立ち経済発展を遂げた。21世紀に入り クーデターと選挙を繰り返しながらも、観光と製造業を柱に地域の中進国として 存在感を持つ。
地理・気候
北部は山岳地帯、東北部はコーラート台地、中央部はチャオプラヤー川デルタの肥沃な平野、 南部はマレー半島の細長い丘陵と石灰岩カルストが続く海岸線が特徴。
熱帯モンスーン気候
- 面積
- アジア / 513120 km²
- 首都
- バンコク
- 最大都市
- バンコク
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ソンクラー湖
- 隣接国
- ミャンマー, ラオス, カンボジア, マレーシア
政治
政治体制: 立憲君主制(議会制民主主義)
経済
通貨: タイ・バーツ (THB)
GDP(名目): 5,437億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 1兆4,600億 米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: タイ語
時間帯: インドシナ時間(ICT)
文化・習慣
民族集団
タイ族, 華人, マレー系, クメール系, モン族, カレン族, アカ族, ラーオ族, リス族, ヤオ族
平均寿命
77.7歳
識字率
93%
国民的スポーツ
ムエタイ, サッカー, セパタクロー, バドミントン, テコンドー