トーゴの概要
ギニア湾に面した細長い形状が特徴の西アフリカの共和制国家。
基本情報
トーゴは西アフリカの中央部に位置する小国で、北にブルキナファソ、西にガーナ、東にベナンと接し、南はギニア湾に面する。農業が主要産業で、リン鉱石などの鉱物資源も経済を支える。公用語はフランス語だが、多様な民族語が日常的に使われる。首都ロメは交易港として発展し、西アフリカ有数のハブ港湾都市となっている。
- 正式名称
- トーゴ共和国
- 通称
- トーゴ
- 国コード(数字3桁)
- 768
- 国コード(英字3桁)
- TGO
- 国コード(英字2桁)
- TG
- 推計人口
- 880万人 (2023)
- 人口密度
- 約155
- 主要言語
- フランス語, エウェ語, カビエ語
- 主要宗教
- キリスト教, 伝統宗教, イスラム教
- 国歌
- Salut à toi, pays de nos aïeux
- 国際電話番号
- +228
- インターネットTLD
- .tg
歴史
第一次大戦後に仏領信託統治を経て1960年に独立。1967年からエヤデマ一族が実権を握り、現在も影響力が続く。
16世紀から18世紀にかけて奴隷貿易の中心地として“奴隷海岸”と呼ばれた。1884年にドイツ保護領トーゴラントとなり、第一次大戦後フランス委任統治領へ移行。1960年4月27日に独立後、政情はクーデターと一党支配に揺れた。1967年の軍事クーデターでニャシンベ・エヤデマが政権掌握し、その後約40年にわたり支配。2005年に息子フォール・ニャシンベが政権を継承し、憲法改正を経ながら現在に至るまで長期政権が続く。
地理・気候
南北約510km、最狭部45kmという細長い国土。南部は海岸ラグーンと低平な湿地帯、中部はアタコラ山脈が緩やかに走り、北部はサバナ高原が広がる。
熱帯サバナ気候(Aw)で海岸部はやや乾燥
- 面積
- アフリカ / 56600 km²
- 首都
- ロメ
- 最大都市
- ロメ
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- ガーナ, ベナン, ブルキナファソ
政治
政治体制: 共和制(半大統領制を経て首相に行政権が集中する議院共和制)
経済
通貨: CFAフラン(BCEAO) (XOF)
GDP(名目): 9.3 10億米ドル (2023)
GDP(PPP): 21.2 10億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: フランス語, エウェ語, カビエ語
時間帯: GMT
文化・習慣
民族集団
エウェ族, カビエ族, グルマンチェ族, テム族, アカン系ミナ族, モシ族, フルベ族
平均寿命
62.2
識字率
66.5
国民的スポーツ
サッカー, フットサル, 陸上競技, レスリング(伝統格闘技エヴォフ), バスケットボール