セーシェルの概要
インド洋に点在する115の島々から成る小さな島国で、美しいビーチと豊かな生態系で知られるリゾート地。
基本情報
アフリカ大陸から約1300km離れたインド洋に浮かぶセーシェルは、花崗岩島とサンゴ礁島が混在する115島から成り、世界有数の海洋生物多様性を誇る。1976年に英国から独立し、現在は大統領制共和制を採用。観光業と漁業が経済の柱で、一人当たりGNIはアフリカ最高水準。公用語はクレオール語・英語・フランス語の三言語で、多民族が共存するクレオール文化が根付く。環境保全に積極的で、国土とほぼ同規模の海洋保護区を設定している。
- 正式名称
- セーシェル共和国
- 通称
- セーシェル
- 国コード(数字3桁)
- 690
- 国コード(英字3桁)
- SYC
- 国コード(英字2桁)
- SC
- 推計人口
- 11万人弱 (2023)
- 人口密度
- 約230人/km2
- 主要言語
- セーシェル・クレオール語, 英語, フランス語
- 主要宗教
- ローマ・カトリック, 英国国教会
- 国歌
- Koste Seselwa(団結せよ セーシェル人)
- 国際電話番号
- +248
- インターネットTLD
- .sc
歴史
フランス植民地、英国植民地を経て1976年に独立。独立直後は社会主義的な一党制だったが1993年以降は複数政党制へ移行した。
7世紀頃にアラブ船が往来した記録があるが、定住は1740年代のフランス探検隊以降。1814年のパリ条約で英国領となり、1903年にモーリシャスから分離。1976年に独立し、翌年ルネ大統領によるクーデターで一党制が確立。1991年の民主化宣言後、93年に新憲法を制定し複数政党制に復帰。2016年には初の「ねじれ議会」が生まれ、2020年の選挙で43年ぶりの政権交代が実現した。
地理・気候
主島マヘ島など北西部の花崗岩島は急峻な丘陵と豊かな熱帯林が広がり、南西側のアウター諸島は環礁で形成される平坦なサンゴ礁島が点在する。
熱帯海洋性気候
- 面積
- アフリカ / 459 km²
- 首都
- ヴィクトリア
- 最大都市
- ヴィクトリア
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 大統領制立憲共和国
経済
通貨: セーシェル・ルピー (SCR)
GDP(名目): 19 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 35 億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: セーシェル・クレオール語, 英語, フランス語
時間帯: セーシェル時間 (SCT)
文化・習慣
民族集団
セーシェル・クレオール, インド系, 中国系, フランス系, イギリス系
平均寿命
約76歳
識字率
約95%
国民的スポーツ
サッカー, クリケット, バレーボール, バスケットボール, セーリング, 陸上競技, ダイビング, 釣り