スロベニアの概要
アルプスとアドリア海にまたがる高い生活水準を持つ小国。
基本情報
スロベニアは面積約2万km²、人口約210万人の小さな共和国で、1991年に旧ユーゴスラビアから 独立した。アルプス山脈、パンノニア平原、カルスト台地、アドリア海沿岸という多様な 地形を持ち、国土の58%が森林で覆われる。EU・NATO・シェンゲン・ユーロ圏・OECDに加盟し、 中・東欧ではいち早く先進工業国化を果たした。首都リュブリャナはバロックとアールヌーヴォー が調和する文化都市であり、自然・歴史・食文化・アウトドアが同時に楽しめる観光地として 人気が高い。
- 正式名称
- スロベニア共和国
- 通称
- スロベニア
- 国コード(数字3桁)
- 705
- 国コード(英字3桁)
- SVN
- 国コード(英字2桁)
- SI
- 推計人口
- 210万人 (2024)
- 人口密度
- 約104人/km²
- 主要言語
- スロベニア語, イタリア語, ハンガリー語
- 主要宗教
- ローマ・カトリック
- 国歌
- Zdravljica(乾杯)
- 国際電話番号
- +386
- インターネットTLD
- .si
歴史
ハプスブルク支配を経てユーゴスラビア構成国となり、1991年に独立。
6世紀に南スラブ人が定住、7世紀のカランタニア公国を経て中世以降は ハプスブルク家の支配下に置かれた。第一次大戦後はセルビア人・クロアチア人・ スロベニア人王国(後のユーゴスラビア王国)に加わり、第二次大戦では枢軸国に分割占領。 戦後はユーゴスラビア社会主義連邦共和国の一共和国として高度成長を経験した。 1991年6月25日に独立を宣言し「十日間戦争」を経て主権を確立。 2004年EU・NATO加盟、2007年ユーロ導入、2010年OECD加盟と欧州統合を先導してきた。
地理・気候
アルプス山脈の急峻な山岳からカルスト台地、パンノニア平原、アドリア海岸線まで変化に富む
大陸性気候・山岳気候・地中海性気候の混合
- 面積
- ヨーロッパ / 20273 km²
- 首都
- リュブリャナ
- 最大都市
- リュブリャナ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ブレッド湖, ボヒニ湖, チェルクニツァ湖
- 隣接国
- イタリア, オーストリア, クロアチア, ハンガリー
政治
政治体制: 議会制共和制
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目): 684 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 880 億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スロベニア語, イタリア語, ハンガリー語
時間帯: 中央ヨーロッパ時間, 中央ヨーロッパ夏時間
文化・習慣
民族集団
スロベニア人, セルビア人, クロアチア人, ボシュニャク人, ハンガリー人, イタリア人, ロマ
平均寿命
81.6歳
識字率
99.7%
国民的スポーツ
サッカー, バスケットボール, アルペンスキー, スキージャンプ, 自転車ロードレース