スロバキアの概要
中央ヨーロッパの内陸に位置する議会制共和国。タトラ山脈の大自然と中世の町並みが魅力。
基本情報
スロバキアはチェコ、ポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアに囲まれた内陸国で、面積は約4.9万km²。カルパティア山脈の高地からドナウ川沿いの平野まで多彩な景観を持つ。1993年にチェコスロバキアから平和裏に独立し、EU・NATO・OECDに加盟。2009年にはユーロを導入し、自動車産業を中心に経済を発展させている。ユネスコ世界遺産や無形文化遺産、温泉資源など観光資源も豊富で、公用語はスロバキア語。
- 正式名称
- スロバキア共和国
- 通称
- スロバキア
- 国コード(数字3桁)
- 703
- 国コード(英字3桁)
- SVK
- 国コード(英字2桁)
- SK
- 推計人口
- 約540万人 (2023)
- 人口密度
- 約111
- 主要言語
- スロバキア語
- 主要宗教
- カトリック, ルーテル派
- 国歌
- Nad Tatrou sa blýska(稲妻はタトラの上に)
- 国際電話番号
- +421
- インターネットTLD
- .sk
歴史
古くはハンガリー王国の一部だったが、1993年にチェコと平和的に分離して独立。
7世紀のサモ王国や9世紀の大モラヴィア王国を経た後、10世紀から約1000年間ハンガリー王国に組み込まれた。第一次世界大戦後にチェコと合流してチェコスロバキアを建国したが、第二次世界大戦では一時ナチスの保護国として独立。戦後は再びチェコスロバキアの一部となり社会主義体制下に置かれた。1989年のビロード革命で民主化し、1993年1月1日に“ビロード離婚”によりスロバキア共和国として独立。以後は西欧諸機関への加盟を進め、安定した議会制民主主義国家として発展している。
地理・気候
ドナウ低地とカルパティア山脈が織りなす平野・丘陵・高山がコンパクトに共存し、石灰岩の台地や多数の鍾乳洞が点在する。
温帯湿潤から湿潤大陸性への移行気候
- 面積
- ヨーロッパ / 49035 km²
- 首都
- ブラチスラヴァ
- 最大都市
- ブラチスラヴァ
- 海岸線の有無
- 無
- 隣接国
- チェコ, ポーランド, ウクライナ, ハンガリー, オーストリア
政治
政治体制: 議会制民主主義共和制
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目): 129.2 十億米ドル (2023)
GDP(PPP): 180 十億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スロバキア語
時間帯: CET, CEST
文化・習慣
民族集団
スロバキア人, マジャル人, ロマ, チェコ人, ルシン人, ウクライナ人, ドイツ系, ポーランド人
平均寿命
78.1
識字率
99.6
国民的スポーツ
サッカー, アイスホッケー, カヌー・スラローム, スキー, 自転車ロードレース, バイアスロン