サントメ・プリンシペの概要
ギニア湾赤道直下に浮かぶサントメ島とプリンシペ島から成る小さな島国。
基本情報
豊かな熱帯雨林と火山性の荘厳な山並み、黒砂と白砂が混じるビーチを持つ赤道直下の楽園。旧宗主国ポルトガルの影響とアフリカの伝統が溶け合ったクレオール文化が色濃く、香り高いカカオやコーヒーの産地として知られる。経済は小規模ながら近年はエコツーリズムや沖合油田開発に期待が寄せられている。治安は比較的安定しており、人々は温和で客人を歓待する。
- 正式名称
- サントメ・プリンシペ民主共和国
- 通称
- サントメ・プリンシペ
- 国コード(数字3桁)
- 678
- 国コード(英字3桁)
- STP
- 国コード(英字2桁)
- ST
- 推計人口
- 約23.1万人 (2023)
- 人口密度
- 約240人/km²
- 主要言語
- ポルトガル語
- 主要宗教
- キリスト教(カトリックが多数)
- 国歌
- Independência Total
- 国際電話番号
- +239
- インターネットTLD
- .st
歴史
15世紀にポルトガル人が無人島を発見し植民地化、奴隷労働による砂糖・カカオ生産を経て1975年に独立。
1471年のポルトガル人到達以降、島は大西洋奴隷貿易とプランテーション経済の節点となった。砂糖産業衰退後はコーヒーとカカオに転換し、20世紀初頭には世界最大のカカオ輸出国に。1974年のポルトガル民主化で独立が認められ、1975年7月12日に共和国として誕生。当初は一党制社会主義路線だったが1990年に複数政党制へ移行し、現在は半大統領制の下で比較的平和的な選挙が行われている。近年はナイジェリアとの共同沖合油田開発や観光業多角化を推進中。
地理・気候
火山由来の急峻な峰と深い峡谷、海岸線には黒砂の入り江とマングローブが点在し、内陸には原生熱帯雨林が広がる。
赤道直下の熱帯雨林気候
- 面積
- アフリカ / 964 km²
- 首都
- サントメ
- 最大都市
- サントメ
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 共和制・半大統領制
経済
通貨: ドブラ (STN)
GDP(名目): 5.3 億米ドル (2022)
GDP(PPP): 10.4 億国際ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: ポルトガル語
時間帯: グリニッジ標準時
文化・習慣
民族集団
フォロ人, アンゴレス, サービスマ, カベベルディアノ, ムラート, ポルトガル系少数
平均寿命
69.5年(2021年推計)
識字率
92.8%(2018年)
国民的スポーツ
サッカー, 陸上競技, バスケットボール, フットサル, カヌー, ビーチバレー