サンピエール島・ミクロン島の概要
北大西洋のカナダ沖に浮かぶフランス領の小群島で、欧州と北米文化が交差する。
基本情報
ニューファンドランド島南方約20kmに位置する8島から成るフランスの海外準県。面積242km²、人口は約6千人で大半が首都サン=ピエールに集中する。公用語はフランス語、通貨はユーロ。経済は漁業、公的部門、季節観光が中心。冷涼な海洋性気候と荒々しい海岸線、豊かな海洋生態系が特徴で、医療・教育など社会制度は本国と同等水準。
- 正式名称
- サン=ピエール・エ・ミクロン海外準県
- 通称
- サンピエール島・ミクロン島
- 国コード(数字3桁)
- 666
- 国コード(英字3桁)
- SPM
- 国コード(英字2桁)
- PM
- 推計人口
- 約6,000人 (2022)
- 人口密度
- 約25人/km2
- 主要言語
- フランス語
- 主要宗教
- カトリック
- 国歌
- La Marseillaise
- 国際電話番号
- +508
- インターネットTLD
- .pm
歴史
鱈漁の拠点として発展し、1920年代禁酒法時代には酒の密輸で繁栄。現在はフランス唯一の北米領土として特別自治を有する。
16世紀にバスク・ノルマン・ブルトンの漁師が定住。1713年のユトレヒト条約で一時放棄後、1763年パリ条約でフランスに復帰。19世紀に鱈漁で隆盛、1920年代に米国禁酒法を背景に密輸港として黄金期を迎えた。1941年クリスマスに自由フランスへ最初に合流した領土となり、戦後はTOM・DOMを経て2003年に海外準県(COM)へ移行。今日も欧州文化と北米環境が融合する独特のアイデンティティを保持する。
地理・気候
氷河に浸食された丸みを帯びた丘陵と花崗岩質の岬、トンボロで結ばれた砂地峡、泥炭湿原が点在する。
亜寒帯海洋性気候(Cfc)
- 面積
- 北アメリカ / 242 km²
- 首都
- サン=ピエール
- 最大都市
- サン=ピエール
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: フランス共和国の海外準県(特別地方自治体)
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目): 0.22 十億米ドル (2019)
GDP(PPP):
言語・時間帯
主要言語: フランス語
時間帯: 北米大西洋時間
文化・習慣
民族集団
ノルマン系, ブルターニュ系, バスク系, アカディア系, アイルランド系, イギリス系
平均寿命
約82歳
識字率
99%
国民的スポーツ
サッカー, アイスホッケー, セーリング, バスケットボール, トレイルランニング