エルサルバドルの概要
中央アメリカ最小の国土を持ち、太平洋岸にのみ面する火山と湖の国。
基本情報
国土は四国ほどの広さで、肥沃な火山性土壌と豊かな水資源を有する。人口密度は米州で最も高く、 労働力の多くが農業とサービス業に従事する。2001年に米ドルを導入し、2021年にはビットコインも 法定通貨とした先駆的政策で注目を集める。豊かなサーフスポットやマヤ遺跡、コロニアル都市など 観光資源が多様で、近年は治安回復により訪問者が増加している。
- 正式名称
- エルサルバドル共和国
- 通称
- エルサルバドル
- 国コード(数字3桁)
- 222
- 国コード(英字3桁)
- SLV
- 国コード(英字2桁)
- SV
- 推計人口
- 約640万人 (2023)
- 人口密度
- 約300人/km2
- 主要言語
- スペイン語
- 主要宗教
- カトリック, プロテスタント福音派
- 国歌
- Himno Nacional de El Salvador
- 国際電話番号
- +503
- インターネットTLD
- .sv
歴史
スペイン植民地を経て1821年に独立。連邦の崩壊後1841年に共和国となり、内戦を経て1992年に和平を実現した。
1524年のスペイン征服後、グアテマラ総督領の一部として藍とコーヒー栽培が発展。 1821年に独立し、中央アメリカ連邦を経て1841年に主権国家となった。 20世紀前半は軍事独裁と大地主制が続き、1932年には先住民弾圧「ラ・マタンサ」が発生。 1969年にホンジュラスとのサッカー戦争、1980~1992年には7万5千人以上が犠牲となる内戦を経験。 国連仲介の和平合意後は民主化と経済自由化を進め、近年は治安改善とデジタル化政策が特色となっている。
地理・気候
太平洋沿岸の低地、内陸の中央高原、北部山岳に大別され、火山列と渓谷が縦断する。
熱帯サバナ気候(低地)と山地温帯気候(高地)
- 面積
- 北アメリカ / 21041 km²
- 首都
- サンサルバドル
- 最大都市
- サンサルバドル
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- イロパンゴ湖, コアテペケ湖
- 隣接国
- グアテマラ, ホンジュラス
政治
政治体制: 大統領制共和制
経済
通貨: 米ドル (USD)
GDP(名目): 30.8 10億米ドル (2023)
GDP(PPP): 66.1 10億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スペイン語
時間帯: 中央標準時
文化・習慣
民族集団
メスティーソ, 白人系(スペイン・イタリアなど), ピピル族, レンカ族, アフロ・サルバドリアン, パレスチナ系移民
平均寿命
約74歳
識字率
約80%
国民的スポーツ
サッカー, サーフィン, ビーチサッカー, ボクシング, バスケットボール