ソロモンの概要
メラネシアに位置し約900の島々で構成される英連邦王国の島嶼国家。森林とサンゴ礁に恵まれ、太平洋戦争の激戦地としても知られる。
基本情報
ソロモン諸島はニューギニア島の東に連なる火山島とサンゴ環礁から成り、豊かな熱帯雨林と世界有数のラグーンを有する。 1978年に英国から独立して以来、議会制民主主義と部族社会が併存し、多彩な言語と文化が受け継がれている。 木材・漁業・鉱業が経済の柱で、ダイビングやエコツーリズムの潜在力も高い。 一方で気候変動や森林伐採、政治的分断といった課題も抱える。 首都ホニアラはガダルカナル島に位置し、戦跡と近代的な商業施設が混在する活気ある都市である。
- 正式名称
- ソロモン諸島
- 通称
- ソロモン
- 国コード(数字3桁)
- 090
- 国コード(英字3桁)
- SLB
- 国コード(英字2桁)
- SB
- 推計人口
- 約73万人 (2023)
- 人口密度
- 約23人/km2
- 主要言語
- 英語, ソロモン諸島ピジン, 120以上の先住言語
- 主要宗教
- キリスト教
- 国歌
- God Save Our Solomon Islands
- 国際電話番号
- +677
- インターネットTLD
- .sb
歴史
古くはメラネシア人が定住し、1568年にスペイン人が『ソロモンの黄金』を求めて来航。独立後も部族対立と国際援助が交錯しながら国家建設を進めてきた。
1893年に英保護領となりコプラ貿易が始まった。 1942年にはガダルカナル島で日米が激突、今なお多数の沈船や不発弾が残る。 1976年自治政府、1978年7月7日に独立。 1998年以降、ガダルカナル島とマライタ島の対立による内紛が激化し、2003年には豪州主導のRAMSIが治安回復を支援。 2019年に台湾と断交し中国と国交樹立、インフラ整備が急速に進む一方で大国間競争の最前線となっている。
地理・気候
火山起源の山岳島とサンゴ礁環礁が帯状に連なり、濃密な熱帯雨林が海岸まで迫る。
熱帯雨林気候(Af)
- 面積
- オセアニア / 28896 km²
- 首都
- ホニアラ
- 最大都市
- ホニアラ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- テガノ湖(東レンネル)
政治
政治体制: 立憲君主制・議会制民主主義(英連邦王国)
経済
通貨: ソロモン諸島ドル (SBD)
GDP(名目): 1.62 10億米ドル (2022)
GDP(PPP): 2.08 10億国際ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: 英語, ソロモン諸島ピジン, 120以上の先住言語
時間帯: ソロモン諸島時間
文化・習慣
民族集団
メラネシア人, ポリネシア人, ミクロネシア人, ヨーロッパ系, 華人
平均寿命
約74歳
識字率
84%
国民的スポーツ
サッカー, フットサル, ラグビーリーグ, バスケットボール, カヌーレース, ビーチクリケット