基本情報

サウスジョージア島とサウスサンドウィッチ諸島から成る亜南極の島嶼領域。年間を通じて平均気温は低く、険しい山岳と氷河に覆われる。かつては捕鯨基地として栄えたが、現在は自然保護と海洋資源管理、極域研究の拠点として機能している。観光はクルーズ船による短期寄港が中心で、キングペンギンの大コロニーや歴史的捕鯨基地の遺構が見どころ。フォークランド諸島から約1,000km東に位置し、行政はロンドンの外務・英連邦開発省を通じて行われる。

正式名称
サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島
通称
SGSSI
国コード(数字3桁)
239
国コード(英字3桁)
SGS
国コード(英字2桁)
GS
推計人口
30人前後(研究者・行政職員など季節変動あり) (2023)
人口密度
0.007
主要言語
英語
主要宗教
キリスト教(英国国教会系)
国歌
God Save the King
国際電話番号
+500
インターネットTLD
.gs

歴史

1775年にジェームズ・クックが領有を宣言し、1985年にフォークランド諸島属領から分離して現在の形になった。

1675年にアンソニー・デ・ラ・ロッシュが最初に記録し、1775年にジェームズ・クックが再発見、ジョージ3世にちなみ島名が付けられた。19〜20世紀前半は南大西洋最大級の捕鯨拠点として繁栄したが、1965年に捕鯨が終焉。1982年フォークランド戦争では一時アルゼンチンが占拠したが、英軍が4月25日に奪還。1985年10月にフォークランド諸島属領から独立した英海外領土となり、現在は環境保護と科学研究が最優先の管理方針とされている。

地理・気候

氷河が海まで流れ込むフィヨルドと切り立った山脈、海岸部のタンドラ平原がモザイク状に広がる。

亜南極海洋性気候

面積
南アメリカ(亜南極) / 3903 km²
首都
キングエドワードポイント
最大都市
グリトビケン
海岸線の有無
資源
南極オキアミ, パタゴニアイシ魚, 純度の高い淡水氷河水, 学術的価値の高い野生生物, 火山地熱(サウスサンドウィッチ)

政治

政治体制: イギリス国王を元首とする直轄海外領土(総督兼行政長官による委任統治)

経済

通貨: 英ポンド (GBP)

GDP(名目):

GDP(PPP):

言語・時間帯

主要言語: 英語

時間帯: South Georgia Time(GST)

文化・習慣

民族集団

イギリス系, その他欧州系

国民的スポーツ

ラグビー, サッカー, クリケット

国旗

SGSSI 国旗

国章

SGSSI 国章