セネガルの概要
サヘルと大西洋に挟まれた西アフリカ最西端の国。首都ダカールは文化・交通のハブとして知られる。
基本情報
旧フランス植民地としての歴史と、イスラム神秘主義教団ムリッドをはじめとした深い宗教文化が共存する多民族国家。政治的には西アフリカで稀少な長期安定民主体制を維持し、経済は漁業・農業・リン鉱石・観光が基幹。豊かなリズムのンバラ音楽、セネガル相撲、世界遺産ゴレ島など独自の文化観光資源が多彩で、フランス語圏アフリカの文化発信地でもある。
- 正式名称
- セネガル共和国
- 通称
- セネガル
- 国コード(数字3桁)
- 686
- 国コード(英字3桁)
- SEN
- 国コード(英字2桁)
- SN
- 推計人口
- 約1780万人 (2023)
- 人口密度
- 約93人/km²
- 主要言語
- フランス語, ウォロフ語, プル語, セレール語, ジョラ語, マンディンカ語
- 主要宗教
- イスラム教, キリスト教(主にカトリック)
- 国歌
- Le Lion Rouge(赤いライオン)
- 国際電話番号
- +221
- インターネットTLD
- .sn
歴史
1960年にフランスから独立。以来クーデター無く選挙で政権交代が行われ、地域の民主主義モデルと評される。
9〜15世紀のジョロフ・テクルール諸王国の交易によってイスラムが定着。17世紀以降フランスの商館が建ち奴隷交易の要衝となり、19世紀末にフランス領西アフリカの中核植民地へ。第二次大戦後、独立運動を経て1960年にマリ連邦として独立後すぐ単独共和国に移行。初代大統領サンゴールの下で一党優位体制を維持し、2000年・2012年・2024年に平和的政権交代を達成。南部カザマンスでは分離運動が残るが、全体としては政治的安定を保っている。
地理・気候
北はサハラへ続く乾燥ステップ、中央は低いサバンナ平原、南は熱帯林とマングローブデルタが広がる。最高地点は南東部ネパン・ジャハ(581m)と比較的平坦。
サヘル型乾燥熱帯〜熱帯サバンナ
- 面積
- アフリカ / 196722 km²
- 首都
- ダカール
- 最大都市
- ダカール
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- レトバ湖(ピンクレイク)
- 隣接国
- モーリタニア, マリ, ギニア, ギニアビサウ, ガンビア
政治
政治体制: 大統領制共和制
経済
通貨: CFAフラン(西アフリカ) (XOF)
GDP(名目): 29.0 十億米ドル (2023)
GDP(PPP): 72.4 十億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: フランス語, ウォロフ語, プル語, セレール語, ジョラ語, マンディンカ語
時間帯: Greenwich Mean Time
文化・習慣
民族集団
ウォロフ, プル/トゥクロール, セレール, ジョラ, マンディンカ, ソニンケ, レブ, マンジャク, バランタ, その他少数民族
平均寿命
67.3年
識字率
57.9%
国民的スポーツ
サッカー, セネガル相撲(ラーム), バスケットボール, 陸上競技, レスリング, カヌー・漁船レース