基本情報

ルワンダは火山と湖沼が点在する高原地帯にあり、平均標高は1,600m前後と高い。1994年のジェノサイドを経て復興を遂げ、近年はICT・観光を柱に7%前後の経済成長を継続。アフリカでも治安が良好とされ、女性議員比率の高さやレジ袋禁止など進歩的政策が注目される。イギリス連邦・東アフリカ共同体・アフリカ連合など多国間枠組みで積極的に役割を担い、国際会議やスポーツイベントの誘致にも力を入れている。

正式名称
ルワンダ共和国
通称
ルワンダ
国コード(数字3桁)
646
国コード(英字3桁)
RWA
国コード(英字2桁)
RW
推計人口
1,400万人 (2023)
人口密度
540人/km2
主要言語
キニャルワンダ語, 英語, フランス語, スワヒリ語
主要宗教
キリスト教(カトリック・プロテスタント), イスラム教
国歌
Rwanda Nziza(麗しきルワンダ)
国際電話番号
+250
インターネットTLD
.rw

歴史

王国時代、独独・ベルギー統治を経て1962年独立。1994年ジェノサイド後に再建され、高成長国家へ転換した。

15世紀ごろに形成されたルワンダ王国ではツチ王族がフツを支配し、植民地期はベルギーが間接統治を行った。1962年に共和制で独立するが民族対立は続き、1994年4月にフツ政権下でジェノサイドが発生、約100日で80万超が犠牲となった。反政府勢力RPFが制圧し新政権が成立、ポール・カガメ大統領の下で和解・近代化・ガバナンス強化を推進。内戦で壊滅したインフラと経済は2000年代に劇的に回復し、ICT立国「Vision 2020」を掲げて「アフリカの奇跡」と呼ばれる発展を遂げた。

地理・気候

平均標高1600mの丘陵が連続し北西部は火山連山、西は大地溝帯のキブ湖に面する。中央から東へは起伏が穏やかな高原と湿地が広がる。

高地熱帯サバンナ気候(長短二つの雨季)

面積
アフリカ / 26338 km²
首都
キガリ
最大都市
キガリ
海岸線の有無
主要湖沼
キブ湖, ルヘロ湖, ブルエラ湖, イヘマ湖
隣接国
コンゴ民主共和国, ウガンダ, タンザニア, ブルンジ
資源
スズ, タングステン, タンタル, ニオブ, 金, メタンガス(キブ湖), 水力, 肥沃な火山性土壌, 茶, コーヒー, 観光資源(ゴリラ), 竹林, 粘土, 蜂蜜, 淡水資源

政治

政治体制: 大統領共和制・二院制議会

経済

通貨: ルワンダ・フラン (RWF)

GDP(名目): 13.3 10億米ドル (2023)

GDP(PPP): 43.4 10億米ドル (2023)

言語・時間帯

主要言語: キニャルワンダ語, 英語, フランス語, スワヒリ語

時間帯: 中央アフリカ時間

文化・習慣

民族集団

フツ, ツチ, トゥワ

平均寿命

68.7歳

識字率

73%

国民的スポーツ

サッカー, 自転車競技, バスケットボール, バレーボール, 陸上競技

国旗

ルワンダ 国旗

国章

ルワンダ 国章