パプアニューギニアの概要
ニューギニア島東半と周辺大小1万余の島々から成る多島国家で、世界最多級の言語・文化多様性を持つ。
基本情報
国土の大半は熱帯雨林と高山が占め、沿岸部にはサンゴ礁が広がる。住民はメラネシア系を中心に800を超える言語共同体に分かれ、色鮮やかな伝統芸能が今も日常に息づく。銅・金・液化天然ガスなどの地下資源が経済を牽引しつつも、多くの農村では焼畑と自給自足が生活基盤である。英連邦王国の一員で立憲君主制・議会民主制を採用し、首都ポートモレスビーには急速な都市化が進む一方、山岳や島嶼の交通網は空路に大きく依存している。
- 正式名称
- パプアニューギニア独立国
- 通称
- パプアニューギニア
- 国コード(数字3桁)
- 598
- 国コード(英字3桁)
- PNG
- 国コード(英字2桁)
- PG
- 推計人口
- 約1,000万人 (2023)
- 人口密度
- 約21
- 主要言語
- 英語, トク・ピシン, ヒリモツ語, パプアニューギニア手話
- 主要宗教
- キリスト教(カトリック、プロテスタント各派)
- 国歌
- O Arise, All You Sons of This Land
- 国際電話番号
- +675
- インターネットTLD
- .pg
歴史
オーストラリア統治を経て1975年に独立。
16世紀にヨーロッパ人が到達後、19世紀末に南部を英国、北部をドイツが植民地化。第一次世界大戦後は両地域とも豪州統治下に置かれ、第二次大戦では激戦地となった。1949年にパプア・ニューギニア準州として統合され、1973年自治権獲得、1975年9月16日に「独立国」として平和裡に独立した。以後ブーゲンビル島の分離運動など内戦も経験したが、2001年の和平協定を経て自治体制が進む。
地理・気候
中央山脈が島を縦断し、深い渓谷と湿地帯が広がる。沿岸部はサンゴ礁、島嶼部は火山島が点在。
熱帯雨林気候(高地は高原性サバナ)
- 面積
- オセアニア / 462840 km²
- 首都
- ポートモレスビー
- 最大都市
- ポートモレスビー
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ミュレー湖, クンディヤワ湖, タリ湖
- 隣接国
- インドネシア
政治
政治体制: 立憲君主制・議会民主制(英連邦王国)
経済
通貨: キナ (PGK)
GDP(名目): 333.8 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 431.4 億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語, トク・ピシン, ヒリモツ語, パプアニューギニア手話
時間帯: UTC+10, UTC+11
文化・習慣
民族集団
メラネシア系, パプア系, ネグリト系, ポリネシア系, ミクロネシア系, フリ族, クカクカ族, アサロ族, ハuli族
平均寿命
66.0
識字率
約64%
国民的スポーツ
ラグビーリーグ, ラグビーユニオン, サッカー, クリケット, オーストラリアンフットボール, ネットボール