ノルウェーの概要
北大西洋に面したフィヨルドの国。高福祉と豊かな自然、石油産業で知られる立憲君主国。
基本情報
ノルウェーはスカンディナビア半島西岸を南北に細長く占め、複雑なフィヨルド海岸と険しい山岳地形が特徴。 北海油田と天然ガス開発による資源収入を基盤に、北欧型の高負担・高福祉社会を構築している。 国際連合の人間開発指数や報道自由度、積極的平和指数などで常に世界最上位に位置し、教育・医療・環境政策の水準が高い。 公用語は二つの書記ノルウェー語に加え、北部ではサーミ語も保護される。 夏は白夜、冬はオーロラを求める観光客が訪れ、アウトドア文化とウィンタースポーツが国民生活に深く根付いている。
- 正式名称
- ノルウェー王国
- 通称
- ノルウェー
- 国コード(数字3桁)
- 578
- 国コード(英字3桁)
- NOR
- 国コード(英字2桁)
- NO
- 推計人口
- 540万人(2024年推計) (2024)
- 人口密度
- 15人/km²
- 主要言語
- ノルウェー語(ブークモール), ノルウェー語(ニーノシュク), サーミ語
- 主要宗教
- 福音ルーテル派, キリスト教その他, イスラム教
- 国歌
- Ja, vi elsker dette landet(われらこの国を愛す)
- 国際電話番号
- +47
- インターネットTLD
- .no
歴史
ヴァイキング時代を経て1905年にスウェーデンとの同君連合を解消し独立。石油開発と福祉国家モデルで急成長した。
9~11世紀にかけヴァイキングが欧州各地へ進出し、10世紀初頭にハラルド美髪王が統一王権を樹立。 14世紀以降はデンマーク、続いてスウェーデンとの同君連合下に置かれた。 1814年の憲法制定と議会設立で自治を拡大し、国民投票により1905年に完全独立。 第二次世界大戦ではドイツに占領されるが、戦後NATO創設メンバーとなり西側陣営に加入。 1960年代末の北海油田発見が国家財政を一変させ、政府年金基金への積立と分配政策で資源の呪いを回避した。 EUには加盟せずEFTAとEEAで欧州経済圏と連携を維持している。
地理・気候
フィヨルドが切り込む海岸線と氷河に削られた高原、内陸にはスカンディナヴィア山脈が連なる
冷帯湿潤気候(西岸海洋性)から亜寒帯にかけて
- 面積
- ヨーロッパ / 385207 km²
- 首都
- オスロ
- 最大都市
- オスロ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ミョーサ湖, ロース湖
- 隣接国
- スウェーデン, フィンランド, ロシア
政治
政治体制: 立憲君主制・議院内閣制
経済
通貨: ノルウェー・クローネ (NOK)
GDP(名目): 579 10億米ドル (2023)
GDP(PPP): 586 10億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ノルウェー語(ブークモール), ノルウェー語(ニーノシュク), サーミ語
時間帯: 中央ヨーロッパ時間, 中央ヨーロッパ夏時間
文化・習慣
民族集団
ノルウェー人, サーミ人, スウェーデン系, デンマーク系, ポーランド系, パキスタン系, ソマリア系
平均寿命
83.2歳(2023年)
識字率
99%
国民的スポーツ
クロスカントリースキー, スキージャンプ, バイアスロン, サッカー, ハンドボール, アルペンスキー