ナミビアの概要
世界最古といわれるナミブ砂漠と豊かな鉱物資源を擁するアフリカ南西部の共和制国家。
基本情報
ナミビアは南大西洋に面し、内陸に広大なカラハリ砂漠、沿岸部に赤い砂丘が続くナミブ砂漠を抱える乾燥国である。 ダイヤモンドやウランなど地下資源が豊富で、鉱業が経済の基盤を成す一方、野生動物観光も重要な収入源となっている。 公用語は英語だが、日常ではアフリカーンス語やオシワンボ語など多様な言語が使われる。 人口密度は低く、首都ウィントフックを除けば広大な土地に点在する小規模集落が多い。 安定した民主政治と比較的良好な治安を維持しており、サファリや星空観測の目的地として人気が高まっている。
- 正式名称
- ナミビア共和国
- 通称
- ナミビア
- 国コード(数字3桁)
- 516
- 国コード(英字3桁)
- NAM
- 国コード(英字2桁)
- NA
- 推計人口
- 約258万人 (2024)
- 人口密度
- 3.2
- 主要言語
- 英語
- 主要宗教
- キリスト教(主にルター派)
- 国歌
- Namibia, Land of the Brave
- 国際電話番号
- +264
- インターネットTLD
- .na
歴史
植民地時代を経て1990年に南アフリカの統治から独立を果たした。
19世紀後半にドイツ領南西アフリカとして植民地化され、ヘレロ人とナマ人の大虐殺を経験した。 第一次世界大戦後は南アフリカの委任統治下に置かれ、人種隔離政策(アパルトヘイト)が適用された。 1966年にSWAPOが武装闘争を開始し長期の独立戦争へ突入。 国際社会の圧力とアンゴラ情勢の変化を受け、1988年のニューヨーク協定で南アフリカ軍が撤退。 1990年3月21日に独立し、初代大統領サム・ヌジョマの下で複数政党制と民族和解を進めた。 以後は政情も安定し、資源開発と観光振興を軸に経済成長を続けている。
地理・気候
西にナミブ砂漠、中央に標高1,000〜2,000mの中央高原、東にカラハリ砂漠が広がり、北東には湿潤なカプリビ回廊が突き出す。
砂漠気候およびステップ気候(冬季乾燥)
- 面積
- アフリカ / 824292 km²
- 首都
- ウィントフック
- 最大都市
- ウィントフック
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- アンゴラ, ザンビア, ボツワナ, 南アフリカ共和国
政治
政治体制: 大統領制共和制
経済
通貨: ナミビア・ドル (NAD)
GDP(名目): 約140億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 約380億 米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語
時間帯: 中央アフリカ時間 (CAT)
文化・習慣
民族集団
オバンボ系, ダマラ族, ヘレロ族, ナマ族, ヒンバ族, カプリビ族, 白人(ドイツ系・アフリカーナー)
平均寿命
65.3年
識字率
91%
国民的スポーツ
サッカー, ラグビー, クリケット, 陸上競技, ボクシング