マレーシアの概要
東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部に領土を持つ多民族国家。
基本情報
立憲君主制を採る連邦国家で、首都クアラルンプールと行政首都プトラジャヤを中心に近代的な都市インフラが整備されている。イスラム教を国教としつつ、中国系・インド系をはじめ多様な民族が共存し、食・言語・文化の多彩さが特徴。豊富な天然資源と製造業・ハイテク産業の育成により中所得国からの脱却を目指し、高原リゾートや熱帯雨林、世界遺産都市など観光資源も豊富である。
- 正式名称
- マレーシア連邦
- 通称
- マレーシア
- 国コード(数字3桁)
- 458
- 国コード(英字3桁)
- MYS
- 国コード(英字2桁)
- MY
- 推計人口
- 約3,400万人 (2023)
- 人口密度
- 約100人/km2
- 主要言語
- マレー語(Bahasa Malaysia), 英語, 中国語(標準中国語ほか福建語・広東語など), タミル語
- 主要宗教
- イスラム教
- 国歌
- Negaraku
- 国際電話番号
- +60
- インターネットTLD
- .my
歴史
1511年のマラッカ征服以降欧州列強の支配を経て、1957年にマラヤ連邦が独立、1963年にサバ・サラワクと合併しマレーシアが成立。
古代から香料交易で栄え、15世紀にはマラッカ王国が海上交易を掌握した。16世紀以降ポルトガル・オランダ・英国が進出し、19世紀後半に英領マラヤとしてゴム・錫のプランテーション経済が発展。第二次世界大戦期の日本占領後に独立運動が高まり、1957年にマラヤ連邦が独立。1963年に北ボルネオ(サバ)・サラワク・シンガポールと共にマレーシア連邦を形成(65年にシンガポール分離)。1970年代からマハティール首相のルックイースト政策の下で工業化を推進し、ASEANの中堅経済国へ成長した。
地理・気候
マレー半島中央にティティワンサ山脈が走り、沿岸部は低地とマングローブ湿地。ボルネオ島北部は熱帯雨林が広がり石灰岩カルストや高山が点在する。
熱帯雨林気候(赤道近接型)、一部高原は亜熱帯高地気候
- 面積
- アジア / 330803 km²
- 首都
- クアラルンプール(行政首都プトラジャヤ)
- 最大都市
- クアラルンプール
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- タイ, インドネシア, ブルネイ
政治
政治体制: 立憲君主制・連邦議会制民主主義
経済
通貨: マレーシア・リンギット (MYR)
GDP(名目): 4340 億ドル (2023)
GDP(PPP): 12500 億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: マレー語(Bahasa Malaysia), 英語, 中国語(標準中国語ほか福建語・広東語など), タミル語
時間帯: マレーシア時間(MYT)
文化・習慣
民族集団
マレー系, 華人系, インド系, イバン族, カダザン・ドゥスン族, オラン・アスリ, ユーラシアン
平均寿命
76.5歳(2022年推計)
識字率
95%(2022年)
国民的スポーツ
セパタクロー, バドミントン, サッカー, シラット, ホッケー