モンテネグロの概要
アドリア海に面したバルカン半島の小国で、豊かな自然と中世都市が共存する観光立国。
基本情報
モンテネグロは、切り立ったカルスト山脈と碧いアドリア海が織り成す雄大な景観に恵まれ、 世界遺産コトル旧市街やドゥルミトル国立公園など多彩な資源で知られる。2006年にセルビア との国家連合を解消して独立。ユーロを単独採用し、観光業とアルミ産業を柱に経済構造を 再編しつつEU加盟を目指している。人口は60万人余りながら、民族・宗教・言語が入り交じり、 バルカンの複雑な歴史を映すモザイク社会を形成している。
- 正式名称
- モンテネグロ
- 通称
- モンテネグロ
- 国コード(数字3桁)
- 499
- 国コード(英字3桁)
- MNE
- 国コード(英字2桁)
- ME
- 推計人口
- 約62万人 (2023)
- 人口密度
- 約46人/km2
- 主要言語
- モンテネグロ語, セルビア語, ボスニア語, アルバニア語, クロアチア語
- 主要宗教
- 正教会, イスラム教, カトリック
- 国歌
- Oj, svijetla majska zoro(おお、輝ける五月の暁よ)
- 国際電話番号
- +382
- インターネットTLD
- .me
歴史
中世にはゼータ公国として興り、オスマン帝国からの独立を経て2006年に再独立した。
15世紀にツルナ・ゴラ府主教領として教会主導の神権体制が成立し、19世紀にモンテネグロ公国、 のち王国へ発展。第一次世界大戦後はセルビアに併合されユーゴスラビアの一部となる。 社会主義ユーゴ崩壊後もセルビアと連邦関係を維持したが、2006年の国民投票で独立を決定。 2007年に新憲法を公布、2017年にはNATOに加盟し、現在はEU加盟交渉を進めている。
地理・気候
アドリア海沿いの狭い海岸平野から、標高2000mを超えるディナル・アルプスまで急峻に 立ち上がるカルスト地形が国土の大半を占め、渓谷・氷河湖・原生林が点在する。
沿岸部は地中海性、内陸は山岳性・大陸性の混合気候
- 面積
- ヨーロッパ / 13812 km²
- 首都
- ポドゴリツァ
- 最大都市
- ポドゴリツァ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- スカダル湖, 黒湖(ツルノ・エゼロ)
- 隣接国
- クロアチア, ボスニア・ヘルツェゴビナ, セルビア, コソボ, アルバニア
政治
政治体制: 議院内閣制の共和制
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目): 約7.7 10億ドル (2023)
GDP(PPP): 約16.0 10億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: モンテネグロ語, セルビア語, ボスニア語, アルバニア語, クロアチア語
時間帯: 中央ヨーロッパ時間, 中央ヨーロッパ夏時間
文化・習慣
民族集団
モンテネグロ人, セルビア人, ボシュニャク人, アルバニア人, ロマ, クロアチア人
平均寿命
約77.3歳
識字率
98.7%
国民的スポーツ
サッカー, バスケットボール, ハンドボール, 水球, バレーボール