ミャンマーの概要
インドシナ半島西部に位置する多民族国家。肥沃なエーヤワディー・デルタと豊富な天然資源を持つ。
基本情報
北部のヒマラヤ裾野から中央乾燥平原、南部のデルタ地帯まで多彩な地形を有し、仏塔と熱帯の緑に彩られた景観が特徴。豊かなヒスイやルビーの鉱脈、天然ガス田が経済を支える一方、長年にわたる少数民族紛争と軍部の影響が政治・社会に影を落としている。水祭りティンジャンや寺院での裸足参拝など独自の伝統文化が息づく。
- 正式名称
- ミャンマー連邦共和国
- 通称
- ミャンマー
- 国コード(数字3桁)
- 104
- 国コード(英字3桁)
- MMR
- 国コード(英字2桁)
- MM
- 推計人口
- 5,400万人(2024年推計) (2024)
- 人口密度
- 約82
- 主要言語
- ビルマ語
- 主要宗教
- 上座部仏教, キリスト教, イスラム教
- 国歌
- ကမ္ဘာမကြီးအေးချမ်းပါစေ(カバ・マ・チェイ)
- 国際電話番号
- +95
- インターネットTLD
- .mm
歴史
1948年にビルマ連邦として独立後、軍政と民主化運動が交錯。2021年のクーデターで再び軍事政権下にある。
パガン朝以来の仏教王朝を経て19世紀に英領ビルマとなり、第二次大戦後1948年に独立。1962年ネ・ウィン将軍のクーデター以降は軍が政権を握り、1988年の民主化蜂起、2011年の名目上民政移管、2015年の歴史的総選挙を経験したが、2021年2月に国軍が再度政権を掌握。民族自決要求と中央政府の対立が続き、最長級の内戦を抱える。
地理・気候
北はヒマラヤ支脈、中央は乾燥したエーヤワディー盆地、西にアラカン山脈、東にシャン高原、南はデルタと長い海岸線が続く。
熱帯モンスーン気候が主体で一部高原は亜熱帯高地気候
- 面積
- アジア / 676578 km²
- 首都
- ネピドー
- 最大都市
- ヤンゴン
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- インレー湖, インダウジー湖
- 隣接国
- インド, バングラデシュ, 中国, ラオス, タイ
政治
政治体制: 軍事政権下の大統領制共和国(2021年以降非常事態宣言)
経済
通貨: ミャンマー・チャット (MMK)
GDP(名目): 6.52E10 米ドル (2023)
GDP(PPP): 2.67E11 米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ビルマ語
時間帯: ミャンマー標準時
文化・習慣
民族集団
ビルマ族, シャン族, カレン族, カチン族, チン族, モン族, ラカイン族, カヤー族, ロヒンギャ, ワ族
平均寿命
67.1
識字率
76
国民的スポーツ
チンロン, サッカー, ラウェイ, ウェイトリフティング, ボディビル