基本情報

サン・マルタンはセントマーチン島の北半分と周辺小島から成る面積53km²ほどの小さなフランス領で、クリスタルブルーの海と白砂のビーチが点在する観光リゾートとして名高い。EUの「最外縁地域」だが、通貨はユーロ、公用語はフランス語で、英語も広く通じる。免税港のため高級ブランド・ジュエリー・酒類のショッピングも人気。年間を通じて温暖でマリンスポーツや高級グルメを求めて世界中から旅行者が訪れる。

正式名称
サン・マルタン海外準県(フランス共和国海外共同体)
通称
サン・マルタン
国コード(数字3桁)
663
国コード(英字3桁)
MAF
国コード(英字2桁)
MF
推計人口
約3.3万人 (2019)
人口密度
約610人/km²
主要言語
フランス語, 英語(広く使用), サン・マルタン・クレオール語
主要宗教
ローマ・カトリック, プロテスタント
国歌
La Marseillaise(フランス共和国国歌)
国際電話番号
+590
インターネットTLD
.fr, .gp(.mf は予約のみ)

歴史

1648年のコンコルディア条約で島がフランスとオランダに分割され、2007年にグアドループ県から分離し海外共同体として発足した。

1493年にコロンブスが命名した後、フランス・オランダ・スペインが奪い合いを続けたが、1648年の条約でほぼ現在の境界が確定。砂糖プランテーションと奴隷制が19世紀半ばまで島の経済を支え、1848年にフランス側で奴隷が解放された。その後は免税港宣言(1939年)と1960年代以降の航空アクセス拡充により観光に特化、2003年住民投票で圧倒的賛成を得て2007年に単独の海外共同体となった。現在は観光業と金融サービスが経済の柱である。

地理・気候

山がちな内陸とサンゴ砂のビーチ、マングローブが縁取る潟湖がモザイク状に広がる。

熱帯海洋性気候

面積
北アメリカ(カリブ海) / 53.2 km²
首都
マリゴ
最大都市
マリゴ
海岸線の有無
主要湖沼
シンプソン湾ラグーン, グランカーズ潟湖
隣接国
シント・マールテン
資源
白砂ビーチ, サンゴ礁, マングローブ林, 塩田跡の塩, グアバベリー樹, 熱帯硬木, 観賞用魚介, 風力資源, 日射量, 観光景観

政治

政治体制: フランス共和国の海外共同体(準自治領)

経済

通貨: ユーロ (EUR)

GDP(名目): 0.57 10億米ドル (2019)

GDP(PPP): unknown

言語・時間帯

主要言語: フランス語, 英語(広く使用), サン・マルタン・クレオール語

時間帯: Atlantic Standard Time

文化・習慣

民族集団

アフリカ系クレオール, フランス系白人, ハイチ系, ドミニカ系, インド系, 中国系, レバノン系

平均寿命

約81歳

識字率

約98%

国民的スポーツ

サッカー, セーリング, ヨットレース, 野球, クリケット, バスケットボール, ビーチバレー

国旗

サン・マルタン 国旗

国章

サン・マルタン 国章