セントルシアの概要
ウィンドワード諸島に位置する火山島国家で、豊かな熱帯の自然とクレオール文化が魅力。
基本情報
セントルシアはカリブ海東部に浮かぶ島国で、双子峰ピトン山をはじめとする雄大な火山地形と珊瑚礁に囲まれたビーチが特徴。英語を公用語としながらフランス系クレオール文化が色濃く残り、音楽・料理・祭礼に独自の多彩さを見せる。バナナ栽培と観光業が経済の柱で、近年は高級リゾート地として世界的に注目を集めている。英連邦王国としてイギリス国王を君主に戴き、議院内閣制を採用している。
- 正式名称
- セントルシア
- 通称
- セントルシア
- 国コード(数字3桁)
- 662
- 国コード(英字3桁)
- LCA
- 国コード(英字2桁)
- LC
- 推計人口
- 18万人強 (2023)
- 人口密度
- 約290人/km²
- 主要言語
- 英語, セントルシア・クレオール・フランス語
- 主要宗教
- ローマ・カトリック, プロテスタント
- 国歌
- Sons and Daughters of Saint Lucia
- 国際電話番号
- +1-758
- インターネットTLD
- .lc
歴史
17~18世紀に英仏の間で14回所有権が移り、1979年に独立。
先住のアラワク・カリブ族が暮らしていた島にヨーロッパ人が16世紀以降来航。17世紀以降、フランスが最初の植民地を築いたが、その後200年以上にわたりイギリスとの争奪戦が続いた。1814年パリ条約で正式に英領となり、1958年西インド連邦、1967年内政自治を経て、1979年2月22日に独立し英連邦王国となる。独立後は農業から観光への経済転換とクレオール文化振興を図り、1992年には詩人デレック・ウォルコットがノーベル文学賞を受賞するなど文化的発信力も高めている。
地理・気候
中央山地から放射状に渓谷が走り、海岸線には白砂と黒砂のビーチ、マングローブ湿地が点在。
熱帯海洋性気候(乾季と雨季が明瞭)
- 面積
- 北アメリカ(カリブ海) / 617 km²
- 首都
- カストリーズ
- 最大都市
- カストリーズ
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 立憲君主制・議院内閣制(英連邦王国)
経済
通貨: 東カリブドル (XCD)
GDP(名目): 23億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 40億 国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語, セントルシア・クレオール・フランス語
時間帯: 大西洋標準時 (Eastern Caribbean Time)
文化・習慣
民族集団
アフリカ系, 混血, インド系, ヨーロッパ系, 先住カリブ系
平均寿命
76.4年
識字率
約90%
国民的スポーツ
クリケット, サッカー, 陸上競技, ヨット競技, ネットボール, ラグビーセブンズ