基本情報

リビアはアフリカ大陸北部に位置し、北は地中海に面し東をエジプト、西をチュニジア・アルジェリア、南をニジェール・チャド・スーダンと接する。国土の9割がサハラ砂漠である一方、北部沿岸には温暖な地中海性気候が広がり、古代フェニキアやローマ時代の遺跡が多く残る。豊富な石油・天然ガス資源が経済の柱で、一人当たりGDPはアフリカ上位水準。2011年の革命とカダフィ政権崩壊後は政治・治安の混乱が続くが、2021年に国民統一政府が発足し再建が進む。

正式名称
リビア国
通称
リビア
国コード(数字3桁)
434
国コード(英字3桁)
LBY
国コード(英字2桁)
LY
推計人口
700万人程度 (2023)
人口密度
約4人/km2
主要言語
アラビア語
主要宗教
イスラム教(スンナ派が大多数)
国歌
Libya, Libya, Libya(イェ・ビリーディ)
国際電話番号
+218
インターネットTLD
.ly

歴史

古代ローマの属州からオスマン・イタリア統治を経て1951年独立。2011年革命後は内戦と和平交渉を繰り返している。

リビアの地はフェニキア、カルタゴ、ローマ帝国、東ローマ帝国の支配を受け、7世紀にイスラム化した。16世紀にオスマン帝国が統治し、1911年の伊土戦争でイタリア植民地となる。第二次大戦後の国連決議で1951年にリビア王国として独立。1969年にカダフィ大佐がクーデターを起こし、社会主義ジャマーヒリーヤ体制を樹立した。2011年アラブの春で政権が崩壊し、複数勢力の内戦が続いたが、国連仲介の下2021年に国民統一政府が承認され、統一選挙に向けた移行期間が続く。

地理・気候

北は肥沃な海岸平野、中央部は岩石砂漠と砂丘、南は高原と塩湖が点在するサハラ砂漠地形

地中海性気候とサハラ砂漠気候の二極

面積
アフリカ / 1759540 km²
首都
トリポリ
最大都市
トリポリ
海岸線の有無
隣接国
エジプト, スーダン, チャド, ニジェール, アルジェリア, チュニジア
資源
石油, 天然ガス, 地下水, 石膏, 石灰石, 岩塩, 太陽エネルギー, 風力, シリカ砂, 鉄鉱石, マンガン, リン鉱石, 大理石, 乾燥地農耕地帯

政治

政治体制: 暫定統一政府による共和制

経済

通貨: リビア・ディナール (LYD)

GDP(名目): 463億 米ドル (2023)

GDP(PPP): 1,681億 国際ドル (2023)

言語・時間帯

主要言語: アラビア語

時間帯: 東ヨーロッパ時間

文化・習慣

民族集団

アラブ人, ベルベル人, トゥアレグ人, トゥブ人, サハラ系黒人

平均寿命

73.5歳

識字率

91%

国民的スポーツ

サッカー, フットサル, バスケットボール, バレーボール, ハンドボール

国旗

リビア 国旗

国章

リビア 国章