基本情報

ラオスは南北約1,700kmに細長い国土を持ち、山岳が70%を占める。メコン川の恵みと稲作文化に根差し、 フランス植民地時代の面影を残す街並みと、黄金に輝く仏塔が同居する。1975年に王政を廃し社会主義共和国が成立。 一党体制のもと経済自由化を進め、水力発電・鉱業・観光を柱に成長を図る。ASEAN・フランコフォニー加盟国で、 近年は中国の一帯一路構想下で鉄道や経済特区が整備され、物流と投資の要衝として期待が高まる。

正式名称
ラオス人民民主共和国
通称
ラオス
国コード(数字3桁)
418
国コード(英字3桁)
LAO
国コード(英字2桁)
LA
推計人口
約760万人 (2023)
人口密度
約32人/km2
主要言語
ラーオ語
主要宗教
上座部仏教
国歌
Pheng Xat Lao(ラオス国歌)
国際電話番号
+856
インターネットTLD
.la

歴史

ランサーン王国建国からフランス植民地支配を経て、1975年に社会主義共和国へ移行。

1353年、ラーオ族最初の統一国家ランサン王国成立。「100万頭のゾウの国」と謳われたが18世紀に分裂。 1893年フランス保護領となり、フランス領インドシナに編入。第二次大戦後の独立運動を経て1953年ラオス王国が完全独立。 内戦とベトナム戦争の影響で国土が戦場となり、1975年パテート・ラオが勝利して王政を廃止、現在の国家が樹立された。 1986年の「チンタナカーン・マイ」政策で市場経済を導入し、2000年代以降はASEAN統合と中国資本の流入でインフラ整備が加速した。

地理・気候

山岳と高原が大半を占め、中央をメコン川が縦断。カルスト地形や水量豊富な瀑布が点在。

熱帯モンスーン気候(サバナ)

面積
アジア / 236800 km²
首都
ヴィエンチャン
最大都市
ヴィエンチャン
海岸線の有無
主要湖沼
ナムグム貯水池
隣接国
中国, ベトナム, カンボジア, タイ, ミャンマー
資源
水力, 木材, 金, 銅, 錫, 石膏, 石炭, 宝石(サファイア), カリ岩塩, 石灰岩, 水牛

政治

政治体制: 社会主義共和制(一党制)

経済

通貨: キープ (LAK)

GDP(名目): 183 億USドル (2023)

GDP(PPP): 663 億USドル (2023)

言語・時間帯

主要言語: ラーオ語

時間帯: ラオス標準時

文化・習慣

民族集団

ラーオ族, モン族, カム族, タイダム族, ヤオ族, アカ族, クメール系, ルー族

平均寿命

67.9歳

識字率

85%

国民的スポーツ

サッカー, セパタクロー, ムエラオ, カブディー, ボートレース

国旗

ラオス 国旗

国章

ラオス 国章