インドの概要
世界最大の人口と多様な文化・宗教・言語を擁する南アジアの連邦共和制国家。
基本情報
インドは14億人超の人口を抱え、約330万km2の国土にヒマラヤからインド洋まで多彩な気候と風土が広がる。1947年に英領から独立し、憲法に基づく世界最大の議会制民主主義を維持する。IT・サービスを中心に急成長し、GDPは世界5位。多宗教・多言語社会である一方、ヒンドゥー文化に根差した伝統芸術や祭礼も息づく。核保有国であり地域大国として国際政治でも存在感を高めている。
- 正式名称
- インド共和国
- 通称
- インド
- 国コード(数字3桁)
- 356
- 国コード(英字3桁)
- IND
- 国コード(英字2桁)
- IN
- 推計人口
- 約14億2,000万人 (2023)
- 人口密度
- 約464人/km2
- 主要言語
- ヒンディー語, 英語, 22の指定言語
- 主要宗教
- ヒンドゥー教, イスラム教, キリスト教, シク教, 仏教, ジャイナ教
- 国歌
- Jana Gana Mana(ジャナ・ガナ・マナ)
- 国際電話番号
- +91
- インターネットTLD
- .in
歴史
インダス文明から始まり、ムガル帝国・イギリス植民地を経て1947年に独立。
紀元前2500年頃のインダス文明に端を発し、ヴェーダ時代・マウリヤ・グプタ朝で古典文化が栄える。中世にはイスラム王朝やムガル帝国が興隆し、多宗教混淆の基盤を形成。18世紀後半より東インド会社が台頭し、1858年以降は英領インド帝国として直接統治下に置かれた。マハトマ・ガンディーらの非暴力独立運動を経て1947年8月15日に分離独立、1950年に共和国となった。その後非同盟路線と計画経済を経て1991年から市場改革を進め、ICT主導で高成長を遂げ現在に至る。
地理・気候
北のヒマラヤ、中央のヒンドスタン平野、南部のデカン高原が大きな三層を成し、西に砂漠、東にデルタ湿地が広がる。
熱帯モンスーン気候から高山気候まで多様
- 面積
- アジア / 3287263 km²
- 首都
- ニューデリー
- 最大都市
- ムンバイ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- チルカ湖, ウラー湖, ロクタック湖
- 隣接国
- パキスタン, 中華人民共和国, ネパール, ブータン, バングラデシュ, ミャンマー
政治
政治体制: 連邦共和制・議会制民主主義
経済
通貨: インド・ルピー (INR)
GDP(名目): 3.4 兆米ドル (2023)
GDP(PPP): 14.0 兆国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ヒンディー語, 英語, 22の指定言語
時間帯: IST
文化・習慣
民族集団
インド・アーリア系, ドラヴィダ系, モンゴロイド系, オーストロアジア系, アングロ・インディアン
平均寿命
70.8
識字率
77.7
国民的スポーツ
クリケット, フィールドホッケー, カバディ, バドミントン, サッカー, チェス