インドネシアの概要
世界最大の群島国家で、約1万7千の島々から成る多民族国家。
基本情報
インド洋と太平洋を結ぶ要衝に位置し、面積約190万㎢に3億近い人口を擁する東南アジアの大国。 豊富な天然資源と戦略的な海上交通路を背景に、古来交易の拠点として栄え、19世紀までオランダ植民地であった。 1945年の独立宣言以降、パンチャシラを国是とする世俗大統領制共和国を維持し、ASEANの中心国として地域外交を主導。 世界最大のイスラム人口を抱える一方で、ヒンドゥーやキリスト教、土着信仰が共存し、多彩な文化が花開いている。 経済は資源と製造業・デジタル産業がけん引し、G20とBRICSのメンバーとして国際的発言力を高めている。
- 正式名称
- インドネシア共和国
- 通称
- インドネシア
- 国コード(数字3桁)
- 360
- 国コード(英字3桁)
- IDN
- 国コード(英字2桁)
- ID
- 推計人口
- 約2億7800万人 (2023)
- 人口密度
- 約146人/㎢
- 主要言語
- インドネシア語
- 主要宗教
- イスラム教, キリスト教, ヒンドゥー教, 仏教, 儒教
- 国歌
- インドネシア・ラヤ
- 国際電話番号
- +62
- インターネットTLD
- .id
歴史
古代王国・植民地支配を経て1945年に独立、現在は民主的な大統領制国家。
5世紀頃からシュリーヴィジャヤやマジャパヒトなどの海洋王国が勃興し、香辛料交易で繁栄した。 17世紀以降はオランダ東インド会社が覇権を握り、20世紀前半までオランダ本国が直接統治。 日本軍政期を経て1945年8月17日にスカルノらが独立を宣言し、対オランダ独立戦争の後1949年に国際承認を獲得。 スカルノの「指導される民主主義」、スハルトの「新体制」を経て1998年の改革期(レフォルマシ)で民主化が進展。 現在は直接選挙による大統領制と多党制議会を備え、首都はジャカルタからカリマンタン島の新都ヌサンタラへ段階的に移転中。
地理・気候
赤道直下に連なる1万7千以上の島々は高山火山帯とサンゴ礁の海に彩られ、 熱帯雨林・マングローブ湿地・泥炭地など多様な生態系を形成している。
熱帯モンスーン・熱帯雨林気候
- 面積
- アジア / 1904569 km²
- 首都
- ジャカルタ(遷都計画中:ヌサンタラ)
- 最大都市
- ジャカルタ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- トバ湖, テンポ湖, セントゥル湖
- 隣接国
- マレーシア, パプアニューギニア, 東ティモール
政治
政治体制: 大統領制共和制
経済
通貨: インドネシアルピア (IDR)
GDP(名目): 1.41 兆ドル (2023)
GDP(PPP): 4.25 兆ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: インドネシア語
時間帯: WIB(西部インドネシア時間), WITA(中部インドネシア時間), WIT(東部インドネシア時間)
文化・習慣
民族集団
ジャワ人, スンダ人, バタック人, ミナンカバウ人, マドゥラ人, ブギス人, バリ人, パプア系メラネシア人, 中国系インドネシア人
平均寿命
72.5歳
識字率
95.7%
国民的スポーツ
サッカー, バドミントン, パンカル・シラット, セパタクロー, バスケットボール, eスポーツ