ホンジュラスの概要
中米に位置しカリブ海と太平洋の双方に面する山岳・熱帯雨林の国。
基本情報
国土の約8割を山岳が占めるが、北部には肥沃なカリブ平野、東部には未踏のモスキート熱帯雨林、 西部にはマヤ文明の遺跡コパンなど多彩な自然と文化が共存する。16世紀にスペインの支配下に入り、 19世紀に独立。バナナと鉱業が経済を支え、近年は観光・縫製業・送金が成長分野。カリブ海の バイーア諸島は世界屈指のダイビングスポットとして知られる。
- 正式名称
- ホンジュラス共和国
- 通称
- ホンジュラス
- 国コード(数字3桁)
- 340
- 国コード(英字3桁)
- HND
- 国コード(英字2桁)
- HN
- 推計人口
- 1050万人 (2024)
- 人口密度
- 約94人/km2
- 主要言語
- スペイン語
- 主要宗教
- ローマ・カトリック, プロテスタント(福音派など)
- 国歌
- Himno Nacional de Honduras
- 国際電話番号
- +504
- インターネットTLD
- .hn
歴史
1821年にスペインから中米諸州として独立し、1838年に単独共和国となった。
古典期マヤ都市コパンに始まり、16世紀のスペイン植民地時代を経て1821年に独立。 中央アメリカ連邦加盟後1838年に分離しホンジュラス共和国となった。20世紀初頭から 米国果物企業によるプランテーションが経済と政治に影響を及ぼし「バナナ共和国」と呼ばれた。 1969年のエルサルバドルとの「サッカー戦争」、1998年ハリケーン「ミッチ」による甚大な被害、 2009年の軍事クーデターなど曲折を経つつも、2022年に女性大統領シオマラ・カストロが誕生し 民主化と治安回復に向けた改革が進む。
地理・気候
山岳高原が国土の大半を占め、北部に肥沃な沖積平野、東部に広大な熱帯雨林、南に太平洋沿岸平野が広がる。
熱帯モンスーン〜サバナ気候(高地は温帯)
- 面積
- 北アメリカ(中米) / 112492 km²
- 首都
- テグシガルパ
- 最大都市
- テグシガルパ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ヨホア湖
- 隣接国
- グアテマラ, エルサルバドル, ニカラグア
政治
政治体制: 大統領制立憲共和制
経済
通貨: レンピラ (HNL)
GDP(名目): 330億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 680億 米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スペイン語
時間帯: 中央アメリカ時間
文化・習慣
民族集団
メスティーソ, レンカ族, ミスキート族, ガリフナ族, タワカ族, ペチ族, トルパン族, チョルティ族, イスレーニョ
平均寿命
75歳
識字率
88%
国民的スポーツ
サッカー, ボクシング, バスケットボール, ソフトボール, 野球