ギニアビサウの概要
セネガルとギニアにはさまれ、大西洋に面した小さな西アフリカの国。首都はビサウ。
基本情報
ギニアビサウはデルタ地形とビジャゴ諸島から成る熱帯国家で、豊かなマングローブ森林と多様な野生生物を有する。16世紀からポルトガルの植民地となり、奴隷交易の中継地として機能した歴史を持つ。1970年代に独立後もクーデターと内戦を繰り返し、経済は農業とカシューナッツ輸出に依存。複数民族・多言語社会で、公用語のポルトガル語のほかクレオール語が広く用いられる。
- 正式名称
- ギニアビサウ共和国
- 通称
- ギニアビサウ
- 国コード(数字3桁)
- 624
- 国コード(英字3桁)
- GNB
- 国コード(英字2桁)
- GW
- 推計人口
- 約220万人 (2024)
- 人口密度
- 約60人/km²
- 主要言語
- ポルトガル語, ギニアビサウ・クレオール語
- 主要宗教
- イスラム教, 伝統宗教, キリスト教
- 国歌
- Esta é a Nossa Pátria Bem Amada
- 国際電話番号
- +245
- インターネットTLD
- .gw
歴史
ポルトガル支配から独立を勝ち取った後も政情不安が続き、度重なるクーデターを経験。
1446年にポルトガル人が来航してから19世紀まで奴隷貿易の拠点となり、1950年代にPAIGCが独立闘争を開始。1973年に独立を宣言、翌年国際的に承認された。1980年にクーデターで軍政が成立して以降、1998年の内戦や2003・2012年の政変など政治的不安が続く。2014年に民政に復帰し、現在は制度的安定と経済開発を目指している。
地理・気候
低平な沖積平野と複雑な河口デルタが広がり、大西洋沿岸にはマングローブ湿地が発達。内陸は緩やかなサバンナ丘陵が続く。
熱帯サバナ気候(Aw)
- 面積
- アフリカ / 36125 km²
- 首都
- ビサウ
- 最大都市
- ビサウ
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- セネガル, ギニア
政治
政治体制: 共和制(半大統領制)
経済
通貨: 西アフリカCFAフラン (XOF)
GDP(名目): 19 億USドル (2023)
GDP(PPP): 64 億USドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ポルトガル語, ギニアビサウ・クレオール語
時間帯: 西アフリカ標準時
文化・習慣
民族集団
バランテ族, フラニ族, マンディンカ族, マンジャカ族, パペル族, ビジャゴ族, ンアウカ族, クレオール系
平均寿命
約61歳
識字率
約55%
国民的スポーツ
サッカー, レスリング(伝統格闘技), バスケットボール, フットサル, 陸上競技