ギニアの概要
ギニアは西アフリカ大西洋岸に位置する資源豊富な国。首都はコナクリ。
基本情報
ギニアはボーキサイト埋蔵量世界最大級を誇り、金や鉄鉱石など鉱物資源が経済の柱となっている。 熱帯モンスーン気候からサバナ気候まで多彩な自然環境をもち、フータ・ジャロン高原は西アフリカ主要河川の水源地である。 人口の大半はイスラム教徒で、公用語はフランス語。主要民族はフラニ、マリンケ、ススなどで構成される。 農業は自給的稲作とキャッサバが中心だが、食料輸入への依存も大きい。 近年はインフラ整備と鉱山開発が進む一方、政治はクーデターを経た暫定軍事政権下にあり、民政移行が国際社会の課題となっている。
- 正式名称
- ギニア共和国
- 通称
- ギニア
- 国コード(数字3桁)
- 324
- 国コード(英字3桁)
- GIN
- 国コード(英字2桁)
- GN
- 推計人口
- 約1,400万人 (2023)
- 人口密度
- 約55人/km²
- 主要言語
- フランス語, プル語, マニンカ語, スス語
- 主要宗教
- イスラム教, キリスト教, 伝統宗教
- 国歌
- Liberté(自由)
- 国際電話番号
- +224
- インターネットTLD
- .gn
歴史
1958年にフランスから独立。独立以降クーデターと政変を幾度も経験している。
独立直後の初代大統領セク・トゥーレは一党独裁と社会主義政策を採用し、経済停滞と亡命者の増加を招いた。 1984年のクーデターでランサナ・コンテが権力を握り、市場経済を導入。 2008年に再び軍事クーデターが発生し、暫定政権を経て2010年に文民のアルファ・コンデが大統領に就任。 2021年9月、特殊部隊によるクーデターでコンデ政権が崩壊し、ママディ・ドゥンブヤ大佐が暫定大統領となった。 ECOWASとの協議の結果、24か月以内の民政復帰ロードマップが策定されている。
地理・気候
沿岸のマングローブ平野からフータ・ジャロン高原、森林ギニアの熱帯雨林まで多様な地形が連なり、西アフリカの“水の塔”と呼ばれる。
熱帯モンスーン気候とサバナ気候の混在
- 面積
- アフリカ / 245857 km²
- 首都
- コナクリ
- 最大都市
- コナクリ
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- セネガル, ギニアビサウ, マリ, シエラレオネ, リベリア, コートジボワール
政治
政治体制: 暫定軍事政権下の共和制(民政移行準備中)
経済
通貨: ギニア・フラン (GNF)
GDP(名目): 約2,165 億米ドル (2022)
GDP(PPP): 約5,500 億米ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: フランス語, プル語, マニンカ語, スス語
時間帯: グリニッジ標準時
文化・習慣
民族集団
フラニ族, マリンケ族, スス族, キッシ族, トマ族, バガ族, ゲレ族, コンヤギ族
平均寿命
約61歳
識字率
約30%
国民的スポーツ
サッカー, レスリング(ランバ), バスケットボール, 陸上競技, 自転車ロードレース