ガーナの概要
金とカカオの産地として知られ、サハラ以南アフリカで最も早く植民地支配から独立した民主国家。
基本情報
ガーナは西アフリカのギニア湾岸に位置し、金・ダイヤモンド・石油などの地下資源と世界有数のカカオ豆生産で経済を支える。独立後はクワメ・エンクルマに始まる政治変動を経て、1990年代以降は比較的安定した議会制民主主義を実現。首都アクラの活気ある都市文化と、クマシに代表されるアシャンティ伝統文化、世界遺産の奴隷貿易城塞群、サファリが楽しめるモレ国立公園など多彩な魅力を持つ。
- 正式名称
- ガーナ共和国
- 通称
- ガーナ
- 国コード(数字3桁)
- 288
- 国コード(英字3桁)
- GHA
- 国コード(英字2桁)
- GH
- 推計人口
- 3,400万人 (2023)
- 人口密度
- 約129人/km2
- 主要言語
- 英語
- 主要宗教
- キリスト教, イスラム教, 伝統宗教
- 国歌
- God Bless Our Homeland Ghana
- 国際電話番号
- +233
- インターネットTLD
- .gh
歴史
1957年に英領ゴールドコーストから独立し、ブラック・アフリカ初の独立国家となった。
古くはガーナ王国やアシャンティ王国が興亡し、15世紀以降は欧州列強の金・奴隷貿易の拠点となった。19世紀末に英領ゴールドコーストとして統合され、第二次大戦後の民族運動で1957年に独立。クーデターの時代を経て1992年憲法以降は複数政党制が定着し、平和的政権交代を重ねる西アフリカの民主主義モデル国とされる。
地理・気候
南は低平な海岸線とラグーンが続き、中央は森と丘陵、北は乾いたサバンナが広がる。国土中央を大河ヴォルタが縦断し、アコソンボ・ダム上流に巨大なヴォルタ湖が横たわる。最高地点はアフラジャト山(885m)。
熱帯モンスーン気候/熱帯サバナ気候
- 面積
- アフリカ / 238535 km²
- 首都
- アクラ
- 最大都市
- アクラ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ヴォルタ湖, ボスムトゥイ湖
- 隣接国
- コートジボワール, ブルキナファソ, トーゴ
政治
政治体制: 立憲共和制(大統領制)
経済
通貨: ガーナ・セディ (GHS)
GDP(名目): 728億 米ドル (2023)
GDP(PPP): 2,266億 米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語
時間帯: GMT
文化・習慣
民族集団
アカン系, モレ・ダゴンバ系, エウェ系, ガ・アダングメ系, グルマ系, グアン系, マンデ系
平均寿命
64.1年
識字率
79%
国民的スポーツ
サッカー, ボクシング, 陸上競技, バスケットボール, レスリング, ネットボール