イギリス(英国)の概要
四つのカントリーから成る立憲君主制国家で、世界的金融・文化都市ロンドンを首都とする。
基本情報
イギリスはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4カントリーで構成される島国で、議会主義と産業革命の発祥地として知られる。国土は温帯海洋性気候に恵まれ、丘陵と牧草地が広がり、北西部には高地が連なる。首都ロンドンは世界有数の金融・文化・観光都市であり、英語は現代の国際共通語として世界中で使用されている。国際連合安全保障理事会常任理事国、G7・G20の一員として国際政治・経済に大きな影響力を持つ。
- 正式名称
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
- 通称
- イギリス(英国)
- 国コード(数字3桁)
- 826
- 国コード(英字3桁)
- GBR
- 国コード(英字2桁)
- GB
- 推計人口
- 約6,700万人 (2023)
- 人口密度
- 約280人/km2
- 主要言語
- 英語, ウェールズ語, スコットランド・ゲール語, スコットランド語, コーンウォール語, アイルランド語, アルスター・スコットランド語
- 主要宗教
- キリスト教, イスラム教, ヒンドゥー教
- 国歌
- God Save the King
- 国際電話番号
- +44
- インターネットTLD
- .uk
歴史
1707年の合同法による王国統合から大英帝国へ発展し、二度の世界大戦を経て現在の連合王国体制が確立された。
ローマ支配後のアングロ・サクソン時代を経て、1066年ノルマン・コンクエストで封建制が確立。16〜17世紀に宗教改革と名誉革命を経験し、1707年にイングランドとスコットランドが統合してグレートブリテン王国が誕生した。18〜19世紀には産業革命と海軍力を背景に大英帝国を築き、世界の陸地の4分の1を統治したが、二度の世界大戦と脱植民地化により帝国は縮小。1945年以降は福祉国家路線とサッチャー改革を経てサービス経済へ転換し、2020年にEUを離脱(ブレグジット)。2022年にチャールズ3世が即位し現在に至る。
地理・気候
丘陵と肥沃な低地が国土の大半を占め、北西部に山岳地帯やフィヨルド状の入江が発達。複雑な海岸線と多数の島嶼を持つ。
温帯海洋性気候(西岸海洋性)
- 面積
- ヨーロッパ / 243610 km²
- 首都
- ロンドン
- 最大都市
- ロンドン
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ネス湖, ネイ湖, ウィンダミア湖
- 隣接国
- アイルランド
政治
政治体制: 立憲君主制・議院内閣制
経済
通貨: スターリング・ポンド (GBP)
GDP(名目): 約3.1兆 米ドル (2023)
GDP(PPP): 約3.8兆 国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語, ウェールズ語, スコットランド・ゲール語, スコットランド語, コーンウォール語, アイルランド語, アルスター・スコットランド語
時間帯: グリニッジ標準時 (GMT), 英国夏時間 (BST)
文化・習慣
民族集団
イングランド人, スコットランド人, ウェールズ人, 北アイルランド人, インド系, パキスタン系, バングラデシュ系, アフロ・カリブ系, 中国系
平均寿命
約81歳
識字率
99%
国民的スポーツ
サッカー, ラグビーユニオン, クリケット, ゴルフ, テニス, 競馬, ボート競技, スヌーカー