エクアドルの概要
赤道直下に位置し、アンデス高地・太平洋岸・アマゾン熱帯雨林・ガラパゴス諸島から成る多様性あふれる国。
基本情報
アンデス山脈が国土を南北に貫き、太平洋に面した肥沃な低地と、世界的に有名な生態系を抱くガラパゴス諸島を有する。石油と農水産品の輸出が経済を支え、2000年以降は米ドルを法定通貨としたドル化経済が続く。先住民文化とスペイン植民地遺産が融合し、豊かな食文化や祝祭が各地に残る。観光では歴史都市キトやクエンカ、活火山コトパクシ、アマゾンのエコツーリズムが人気。
- 正式名称
- エクアドル共和国
- 通称
- エクアドル
- 国コード(数字3桁)
- 218
- 国コード(英字3桁)
- ECU
- 国コード(英字2桁)
- EC
- 推計人口
- 1800万人 (2023)
- 人口密度
- 約65人/km2
- 主要言語
- スペイン語, キチュア語, シュアール語
- 主要宗教
- キリスト教(カトリック)
- 国歌
- ¡Salve, Oh Patria!
- 国際電話番号
- +593
- インターネットTLD
- .ec
歴史
1830年に大コロンビアから分離独立。以後、自由派と保守派、軍政と民政を繰り返しながら現在の民主体制へ移行した。
インカの支配を受けた後、1530年代にスペインが征服し、植民地時代を経て19世紀にシモン・ボリーバルの大コロンビアに組み込まれた。1830年にエクアドル共和国として独立。カカオ・バナナ景気や石油ブームを経験する一方、領土紛争や経済危機に直面し、2000年のドル化でハイパーインフレを終息。21世紀には左派・右派の政権交代を経ながら社会改革と市場経済の均衡を模索している。
地理・気候
西部は熱帯沿岸平野、中央は“火山の並ぶ道”と呼ばれるアンデス高原、東部はアマゾン熱帯雨林、沖合に火山起源のガラパゴス諸島を擁する。
熱帯雨林・サバナ気候から高山気候まで高度で変化
- 面積
- 南アメリカ / 283561 km²
- 首都
- キト
- 最大都市
- グアヤキル
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- コロンビア, ペルー
政治
政治体制: 大統領制共和国家(民主主義、三権分立)
経済
通貨: アメリカ合衆国ドル (USD)
GDP(名目): 118.9 十億米ドル (2023)
GDP(PPP): 226 十億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スペイン語, キチュア語, シュアール語
時間帯: ECT(本土), GALT(ガラパゴス諸島)
文化・習慣
民族集団
メスティーソ, インディヘナ, 白人(クリオージョ), アフロ・エクアトリアーノ, モンタビーヨ
平均寿命
77.0歳
識字率
93%
国民的スポーツ
サッカー, エクアボレー, 陸上競技, 自転車競技, サーフィン, ボクシング