アルジェリアの概要
アフリカ最大の面積を誇り、サハラ砂漠と地中海沿岸の両方を抱える資源豊かな国。
基本情報
アルジェリアはアフリカ北西部マグレブ地域に位置する共和制国家で、北は地中海に面し、内陸にはサハラ砂漠が広がる。 天然ガスと石油の埋蔵量はアフリカ有数で、エネルギー輸出国として欧州と強い経済的結びつきを持つ。 古代ローマ遺跡、アラブ・ベルベル文化、フランス植民地時代の建築が共存し、多彩な歴史遺産を形成。 独立後は民族解放戦線が主導する社会主義的政策から経済自由化へと舵を切り、現在は半大統領制を採用。 広大な国土は地中海性気候から酷暑の砂漠まで変化に富み、生物多様性にも恵まれている。
- 正式名称
- アルジェリア民主人民共和国
- 通称
- アルジェリア
- 国コード(数字3桁)
- 012
- 国コード(英字3桁)
- DZA
- 国コード(英字2桁)
- DZ
- 推計人口
- 4,600万人 (2024)
- 人口密度
- 約18人/km2
- 主要言語
- アラビア語, ベルベル語
- 主要宗教
- イスラム教(主にスンナ派)
- 国歌
- Qassaman(カッサマン)
- 国際電話番号
- +213
- インターネットTLD
- .dz
歴史
1830年のフランス占領から132年を経て1962年に独立し、その後内戦を乗り越えて現在の体制に至った。
フェニキア・ローマ時代を経てイスラーム化したアルジェリアは、16世紀以降オスマン帝国の保護下で海上勢力として繁栄した。 1830年にフランスに征服され、植民地支配と入植者支配が続く中で1954年にアルジェリア戦争が勃発。 1962年7月5日に独立を達成し、社会主義路線を掲げたベン・ベラ政権が誕生。 1990年代にはイスラム系政党の選挙無効化を機に内戦が激化し十万人規模の犠牲者を出したが、2000年代に和解政策が進展。 現在は多党制と経済多角化を進めつつ、地域外交では西サハラ問題をめぐりモロッコと緊張関係にある。
地理・気候
北に肥沃な地中海沿岸とアトラス山脈、中央に高原ステップ、南に世界最大級のサハラ砂漠が広がる多様な地形。
地中海性気候から亜熱帯砂漠気候まで
- 面積
- アフリカ / 2381741 km²
- 首都
- アルジェ
- 最大都市
- アルジェ
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- チュニジア, リビア, ニジェール, マリ, モーリタニア, モロッコ, サハラ・アラブ民主共和国
政治
政治体制: 半大統領制共和制
経済
通貨: アルジェリア・ディナール (DZD)
GDP(名目): 1950 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 6860 億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: アラビア語, ベルベル語
時間帯: 中央ヨーロッパ時間
文化・習慣
民族集団
アラブ人, カビール人, シャウィヤ人, ムザブ人, トゥアレグ人, シャナグリア人
平均寿命
76歳
識字率
81%
国民的スポーツ
サッカー, ハンドボール, 陸上競技, 柔道, バレーボール