ドイツの概要
欧州最大の人口・経済規模をもつ連邦共和制国家。高い技術力と豊かな文化遺産を誇り、EU統合の中核を担う。
基本情報
ドイツは16の連邦州から成る議院内閣制の国家で、首都ベルリンを中心に政治・経済・文化の発信地として大きな影響力を持つ。 名目GDPでは世界第3位を占め、自動車、機械、化学、電機をはじめ高付加価値の製造業が国際競争力を保持。 北海・バルト海沿岸の平野部からアルプス山麓まで変化に富む地形を持ち、環境技術・再生可能エネルギーでも先進的な政策を推進する。 職人制度やデュアルシステムに支えられた質の高い職業教育、手厚い社会保障、歴史的街並みとモダンデザインが共存する都市景観は観光客を魅了する。
- 正式名称
- ドイツ連邦共和国
- 通称
- ドイツ
- 国コード(数字3桁)
- 276
- 国コード(英字3桁)
- DEU
- 国コード(英字2桁)
- DE
- 推計人口
- 約8,400万人 (2023)
- 人口密度
- 約240人/km²
- 主要言語
- ドイツ語
- 主要宗教
- キリスト教(カトリック・福音主義), イスラム教
- 国歌
- Deutschlandlied(ドイツの歌)
- 国際電話番号
- +49
- インターネットTLD
- .de
歴史
神聖ローマ帝国、ドイツ帝国、東西分断を経て1990年に再統一。欧州統合の牽引役として現代に至る。
中世には神聖ローマ帝国として多くの領邦に分立し、19世紀後半にプロイセン主導で統一。 二度の世界大戦とヴァイマル共和政を経て、ナチス政権下で破局を迎える。 1949年に東西両ドイツが成立し、西側は経済復興と欧州共同体創設の原動力となり、東側は社会主義体制を敷いた。 1989年ベルリンの壁崩壊を契機に1990年10月3日に再統一。以後はEU拡大・ユーロ導入・NATOと連携した外交を推進し、環境・人権・多国間主義を重視する現代ドイツへと発展した。
地理・気候
北部の平坦な低地、中部の中低山地、南部のアルプス前縁と高山が織りなす多彩な地形。ライン川・エルベ川・ドナウ川など欧州を代表する流域を抱える。
温帯海洋性から温帯大陸性への遷移型
- 面積
- ヨーロッパ / 357386 km²
- 首都
- ベルリン
- 最大都市
- ベルリン
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- ボーデン湖, ミュリッツ湖, キームゼー
- 隣接国
- デンマーク, ポーランド, チェコ, オーストリア, スイス, フランス, ルクセンブルク, ベルギー, オランダ
政治
政治体制: 連邦議会制共和制
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目): 4.4 兆米ドル (2023)
GDP(PPP): 5.6 兆国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ドイツ語
時間帯: 中央ヨーロッパ時間, 中央ヨーロッパ夏時間
文化・習慣
民族集団
ドイツ人, トルコ系, ポーランド系, ロシア系, イタリア系, クルド系, アラブ系, ソルブ人, フリジア人
平均寿命
約81.2歳
識字率
99%
国民的スポーツ
サッカー, ハンドボール, アイスホッケー, 陸上競技, バスケットボール, サイクリング, スキー, モータースポーツ