クリスマス島の概要
インド洋に浮かぶオーストラリア直轄領の小島。熱帯雨林とアカガニの大移動で知られる。
基本情報
クリスマス島は西オーストラリア州パースの北西約2,360km、インドネシア・ジャカルタの南約500kmに位置する面積135km²の島で、63%以上が国立公園として保護される豊かな熱帯生態系を有する。リン鉱石産業で発展した歴史を持ち、現在は自然観光とわずかな鉱業、公共部門が経済の中心。華人・マレー人・欧州系が共存する多文化社会で、公用語は英語ながら福建語やマレー語が広く話される。世界でも類を見ないアカガニの産卵大移動は毎年メディアを賑わせ、ダイビングやバードウォッチングの聖地としても注目されている。
- 正式名称
- クリスマス島
- 通称
- クリスマス島
- 国コード(数字3桁)
- 162
- 国コード(英字3桁)
- CXR
- 国コード(英字2桁)
- CX
- 推計人口
- 約1,800人 (2016)
- 人口密度
- 約13人/km²
- 主要言語
- 英語, 福建語, マレー語, 広東語
- 主要宗教
- 仏教, キリスト教, イスラム教
- 国歌
- Advance Australia Fair(オーストラリア国歌を準用)
- 国際電話番号
- +61 8
- インターネットTLD
- .cx
歴史
1643年12月25日に到達した英国船の航海日にちなみ命名され、1888年に英領、1958年に豪領となった島。
17世紀から地図に記録されていたが人の定住はなく、1888年に英領編入後リン鉱石が発見され採掘が始まった。第二次世界大戦中は日本軍に占領され、その後シンガポール政庁下を経て1958年に豪州へ移管。1990年代にはリン鉱価格低迷で産業が縮小し、カジノ計画や人工衛星発射基地構想が試みられるも限定的な成果にとどまった。2000年代には難民収容施設が設置され政治問題化。近年はエコツーリズムと環境保全を両立させた地域振興に舵を切っている。
地理・気候
火山岩基盤の上に石灰岩が堆積して隆起した島。外周は断崖と裾礁、中央はなだらかな高原。
熱帯モンスーン気候
- 面積
- オセアニア / 135 km²
- 首都
- フライング・フィッシュ・コーヴ(シティ・オブ・セトルメント)
- 最大都市
- フライング・フィッシュ・コーヴ
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: オーストラリア連邦直轄領(非自治領)
経済
通貨: オーストラリア・ドル (AUD)
GDP(名目):
GDP(PPP):
言語・時間帯
主要言語: 英語, 福建語, マレー語, 広東語
時間帯: Christmas Island Time
文化・習慣
民族集団
華人, 欧州系オーストラリア人, マレー系, インド系少数, その他
平均寿命
約82歳
識字率
99%
国民的スポーツ
サッカー, クリケット, バドミントン, バスケットボール, ラグビーリーグ