カーボベルデの概要
大西洋中央部に浮かぶ火山性の島国で、ポルトガル文化とアフリカ文化が融合するクレオール社会を特徴とする。
基本情報
カーボベルデは10の有人・無人島から成るマカロネシアの群島国家で、乾燥したサバナ気候と雄大な火山景観が広がる。 安定した民主主義と比較的高い生活水準を維持し、観光・海運・在外同胞からの送金が経済を支える。 豊かな音楽文化「モルナ」やシーフード中心の台所、カーニバルなどの祭りが訪問者を惹きつける。 国際社会ではポルトガル語諸国共同体の一員として南北交流の架け橋を担う。
- 正式名称
- カーボベルデ共和国
- 通称
- カーボベルデ
- 国コード(数字3桁)
- 132
- 国コード(英字3桁)
- CPV
- 国コード(英字2桁)
- CV
- 推計人口
- 約60万人(2023年推計) (2023)
- 人口密度
- 約148人/km²
- 主要言語
- ポルトガル語, カーボベルデ・クレオール語
- 主要宗教
- ローマ・カトリック, プロテスタント諸派
- 国歌
- Cântico da Liberdade(自由の賛歌)
- 国際電話番号
- +238
- インターネットTLD
- .cv
歴史
15世紀にポルトガル人が無人島を植民地化し、1975年に独立。現在は半大統領制の安定した民主国家として評価される。
1456年以降ポルトガル人が入植し、大西洋奴隷貿易の中継地として繁栄。 旱魃と奴隷貿易衰退で経済は停滞したが、19世紀には給炭港ミンデロが商業都市として成長。 1950年代にPAIGCが独立闘争を開始し、1975年7月5日にポルトガルから主権を獲得。 1990年代初頭に複数政党制へ移行し、選挙による政権交代が定着。 現在は観光立国化と離散コミュニティとの連携を軸に持続的発展を図っている。
地理・気候
火山活動で形成された険しい山岳島と低平で白砂のビーチをもつ砂丘島が混在する
亜熱帯乾燥・ステップ気候(BSh)
- 面積
- アフリカ / 4033 km²
- 首都
- プライア
- 最大都市
- プライア
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 共和制・半大統領制民主主義
経済
通貨: カーボベルデ・エスクード (CVE)
GDP(名目): 23.0 億ドル (2023)
GDP(PPP): 46.0 億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: ポルトガル語, カーボベルデ・クレオール語
時間帯: カーボベルデ時間
文化・習慣
民族集団
クレオール系(ムラート), アフリカ系, ヨーロッパ系
平均寿命
73.5歳(2022年)
識字率
86.8%(2015年推計)
国民的スポーツ
サッカー, フットサル, バスケットボール, ウィンドサーフィン, カイトサーフィン, 陸上競技, ビーチバレー, ゴルフ, クリケット