コモロの概要
アフリカ東岸とマダガスカルの間、インド洋に浮かぶ3つの火山島から成る島嶼国。
基本情報
グランドコモロ、アンジュアン、モヘリの3島で構成される連邦共和制国家。豊かな熱帯性気候と香料作物に恵まれる一方、歴史的にはクーデターと政情不安が続き、経済は農業と在外送金への依存が大きい。人口密度が非常に高く、若年層が多いのも特徴。国民の大多数がイスラム教徒で、公用語はコモロ語・アラビア語・フランス語の3語。活火山カルタラ山やモヘリ海洋公園など手つかずの自然が残り、エコツーリズムの潜在力が注目されている。
- 正式名称
- コモロ連合
- 通称
- コモロ
- 国コード(数字3桁)
- 174
- 国コード(英字3桁)
- COM
- 国コード(英字2桁)
- KM
- 推計人口
- 86万人 (2023)
- 人口密度
- 約440
- 主要言語
- コモロ語, アラビア語, フランス語
- 主要宗教
- イスラム教(スンニ派が多数)
- 国歌
- Udzima wa ya Masiwa(諸島の自由)
- 国際電話番号
- +269
- インターネットTLD
- .km
歴史
1975年にフランスから独立後、クーデターと島々の分離運動を経て2001年に「コモロ連合」が成立。
フランス領時代の香料プランテーション経済を継承しつつ1975年に独立。しかし独立直後から白人傭兵が関与した度重なるクーデターに見舞われた。1990年代にはアンジュアンとモヘリが独立を宣言し国家分裂の瀬戸際に立つが、2001年のフォンボニ協定で輪番制大統領を柱とする新憲法を採択。2009年と2018年の改憲で中央集権化が進み、現在は比較的安定した政治体制へ移行しつつある。
地理・気候
全島が火山起源で、切り立った山地と黒い溶岩台地、白砂のビーチ、サンゴ礁が混在する。
熱帯サバナ気候(雨季と乾季が明瞭)
- 面積
- アフリカ / 1862 km²
- 首都
- モロニ
- 最大都市
- モロニ
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 大統領制共和制(連邦制)
経済
通貨: コモロ・フラン (KMF)
GDP(名目): 13.6 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 46.0 億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: コモロ語, アラビア語, フランス語
時間帯: 東アフリカ時間
文化・習慣
民族集団
コモロ人, アラブ系, バントゥー系, マダガスカル系, インド系, ヨーロッパ系少数
平均寿命
65.2歳
識字率
77.8%
国民的スポーツ
サッカー, バスケットボール, バレーボール, 陸上競技, 伝統格闘技ンゴマ