コロンビアの概要
アンデスと二つの大洋にまたがる多様性豊かな南米の国。コーヒーとエメラルドの世界的産地として知られる。
基本情報
コロンビアは南アメリカ北西部に位置し、カリブ海と太平洋の両方に面する地政学的に重要な国である。 熱帯雨林、高地アンデス、乾燥した砂漠、広大なサバンナと多彩な自然環境を持ち、生物多様性は世界トップクラス。 人口の大半はアンデス山脈の高原都市とカリブ海岸部に集中し、文化は先住民・ヨーロッパ・アフリカ・中東など複合的。 1990年代の内戦と麻薬戦争を経て近年は治安が大幅に改善し、観光・IT・再生エネルギー分野が伸長している。 コーヒー栽培と花卉輸出、石油・石炭・ニッケルなど資源産業が経済の柱。
- 正式名称
- コロンビア共和国
- 通称
- コロンビア
- 国コード(数字3桁)
- 170
- 国コード(英字3桁)
- COL
- 国コード(英字2桁)
- CO
- 推計人口
- 5,100万人 (2023)
- 人口密度
- 46
- 主要言語
- スペイン語
- 主要宗教
- キリスト教(カトリック)
- 国歌
- Himno Nacional de Colombia(オ・グローリア・イネサプレ)
- 国際電話番号
- +57
- インターネットTLD
- .co
歴史
1810年の独立運動以来、連邦制と中央集権制を往来しつつ共和国として発展。
16世紀にスペインの植民地ヌエバ・グラナダとして始まり、1810年に独立の叫びが上がる。 1819年にはシモン・ボリバルのもとで大コロンビアが成立するが、30年足らずで分裂。 19世紀後半の党派対立、20世紀中葉の「暴力の時代」を経て、1960年代以降はゲリラと政府軍の内戦が長期化。 2000年代に入ると治安対策と和平交渉が進展し、2016年にはFARCとの歴史的和平合意が締結された。 現在は民主的制度の下で経済多角化と社会統合を推進している。
地理・気候
カリブ海岸低地、アンデス三列山脈、太平洋岸雨林、オリノコ平原、アマゾン熱帯雨林が同居する起伏と多様性に富む国土
熱帯雨林気候から高山気候までの垂直気候帯
- 面積
- 南アメリカ / 1138910 km²
- 首都
- ボゴタ
- 最大都市
- ボゴタ
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- トタ湖
- 隣接国
- ベネズエラ, ブラジル, ペルー, エクアドル, パナマ
政治
政治体制: 大統領制共和制
経済
通貨: コロンビア・ペソ (COP)
GDP(名目): 3430 億ドル (2023)
GDP(PPP): 9480 億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スペイン語
時間帯: コロンビア時間
文化・習慣
民族集団
メスティーソ, ヨーロッパ系, アフロ・コロンビア, インディヘナ, ムラート, サンアンドレス系英語話者
平均寿命
77.1
識字率
95.1
国民的スポーツ
サッカー, 自転車ロードレース, 野球, ローラースポーツ, ボクシング, バスケットボール