クック諸島の概要
南太平洋に散在する15の島で構成される、ニュージーランドと自由連合を結ぶ立憲君主制の島国。
基本情報
クック諸島はポリネシア文化圏に属し、透き通るラグーンと緑豊かな火山島が特徴。行政・立法は独自に行いながらも、防衛と外交の最終責任はニュージーランドが担う特殊な体制を採る。主要産業は観光と黒真珠養殖で、環礁の穏やかな海と伝統舞踊は「最後の楽園」と称される。人口は少ないが広大な排他的経済水域を持ち、海洋資源の保全にも積極的。英語とマオリ語が併用され、島民は親しみやすいホスピタリティで知られる。
- 正式名称
- クック諸島
- 通称
- クック諸島
- 国コード(数字3桁)
- 184
- 国コード(英字3桁)
- COK
- 国コード(英字2桁)
- CK
- 推計人口
- 約1.7万人 (2024)
- 人口密度
- 約73
- 主要言語
- 英語, クック諸島マオリ語
- 主要宗教
- キリスト教(クック諸島教会、カトリックなど)
- 国歌
- Te Atua Mou E
- 国際電話番号
- +682
- インターネットTLD
- .ck
歴史
1773年にジェームズ・クックが来航し、1965年に自治権を獲得して自由連合国となった。
ポリネシア人が千年以上前から定住していたが、18世紀後半に欧州人が到来。1888年に英保護領となり、1901年からニュージーランドが統治。戦後の自治運動を経て1965年に住民投票で「自由連合による内政自治」を選択し、クック諸島政府が発足した。1973年の共同宣言で対外関係の権限も拡大し、21世紀に入って多くの国と外交関係を樹立。現在は国際機関にも加盟し、伝統文化の継承と近代化を両立させている。
地理・気候
南部は急峻な火山島、北部は低平な珊瑚環礁がラグーンを囲む典型的なポリネシア景観。
熱帯海洋性気候
- 面積
- オセアニア / 236 km²
- 首都
- アバルア
- 最大都市
- アバルア
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 立憲君主制(ニュージーランドとの自由連合)
経済
通貨: ニュージーランド・ドル (NZD)
GDP(名目): 0.36 10億米ドル (2022)
GDP(PPP): 0.49 10億国際ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: 英語, クック諸島マオリ語
時間帯: クック諸島時間
文化・習慣
民族集団
クック諸島マオリ, 混血ポリネシア系, ヨーロッパ系, アジア系少数, その他
平均寿命
77.0歳
識字率
99%
国民的スポーツ
ラグビーリーグ, クリケット, アウトリガーカヌー, サッカー, ネットボール