コートジボワールの概要
西アフリカのギニア湾に面し、カカオ豆の世界最大生産国として知られる多民族国家。
基本情報
豊かな熱帯雨林とサバナが広がり、首都ヤムスクロには世界最大級のバシリカ聖堂がそびえる。最大都市アビジャンは東西アフリカを結ぶ経済ハブで、活気ある音楽とアートシーンが発達。カカオ・コーヒーなどの農産物輸出を基盤に、近年は石油・ガス開発やITスタートアップも成長している。
- 正式名称
- コートジボワール共和国
- 通称
- コートジボワール
- 国コード(数字3桁)
- 384
- 国コード(英字3桁)
- CIV
- 国コード(英字2桁)
- CI
- 推計人口
- 2,900万人 (2023)
- 人口密度
- 約90人/km²
- 主要言語
- フランス語
- 主要宗教
- イスラム教, キリスト教, 伝統宗教
- 国歌
- L'Abidjanaise(アビジャンの歌)
- 国際電話番号
- +225
- インターネットTLD
- .ci
歴史
1960年にフランスから独立。経済成長と内戦を経験し、現在は復興と多党制民主主義の定着を進めている。
独立後、フェリックス・ウフェ=ボワニ大統領の下で“イボワールの奇跡”と呼ばれる高成長期を迎えたが、1990年代末にクーデターと民族対立が激化。2002年と2010年に内戦が勃発し一時南北分断状態となった。2011年以降、国連・地域機構の仲介で和平が進み、インフラ再建と投資誘致により安定化が図られている。
地理・気候
南部は湿地とラグーン、中央部は平坦なサバナ、西部国境にはギニア高地がそびえる。
南部は熱帯雨林気候、北部はサバナ気候
- 面積
- アフリカ / 322463 km²
- 首都
- ヤムスクロ
- 最大都市
- アビジャン
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- ガーナ, ブルキナファソ, マリ, ギニア, リベリア
政治
政治体制: 大統領制共和制(複数政党制)
経済
通貨: 西アフリカCFAフラン (XOF)
GDP(名目): 712 億ドル (2023)
GDP(PPP): 1,794 億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: フランス語
時間帯: 西アフリカ時間
文化・習慣
民族集団
バウレ族, セヌフォ族, マリンケ族, グロ族, クル族, エブリエ族
平均寿命
61歳
識字率
47%
国民的スポーツ
サッカー, ラグビー, バスケットボール, ハンドボール, 陸上競技