中国の概要
世界最大級の人口と広大な国土を有する社会主義共和制国家。
基本情報
首都北京を政治・文化の中心とし、沿海部の上海・深圳などは世界有数の経済都市として知られる。 1978年の改革開放以後、市場経済を導入した「社会主義市場経済」を標榜し急速な工業化を達成。 製造業と輸出で国際的存在感を高め、GDPは米国に次ぐ世界第2位、購買力平価では世界首位である。 一方で地域格差、環境汚染、高齢化、少数民族問題など多面的課題も抱える。 56民族から成り、漢族が約9割を占めるが、各地域固有の言語・食文化・祭事が色濃く残る。 外交では国連安保理常任理事国として影響力を拡大し、「一帯一路」構想など経済連携を推進している。
- 正式名称
- 中華人民共和国
- 通称
- 中国
- 国コード(数字3桁)
- 156
- 国コード(英字3桁)
- CHN
- 国コード(英字2桁)
- CN
- 推計人口
- 約14億1,000万人 (2023)
- 人口密度
- 約147人/km2
- 主要言語
- 標準中国語(普通話)
- 主要宗教
- 仏教, 道教, イスラム教, キリスト教, 民間信仰
- 国歌
- 義勇軍進行曲
- 国際電話番号
- +86
- インターネットTLD
- .cn
歴史
古代王朝から続く文明を背景に、1949年に中国共産党が中華人民共和国を建国。
清朝滅亡後の中華民国時代を経て、第二次世界大戦後に国共内戦が再燃。 中国共産党が勝利し1949年10月1日に毛沢東が建国を宣言した。 大躍進政策と文化大革命で混乱を経験するが、1978年の鄧小平による改革開放が転機となり、 経済特区設置や外資導入で高度成長を実現。2001年にはWTO加盟、 2008年夏季・2022年冬季と北京で五輪を開催し国威を示した。 習近平政権下では「中華民族の偉大な復興」を掲げ、軍事近代化とデジタル化を加速、 国際秩序での発言力を強めている。
地理・気候
西のチベット高原・ヒマラヤからゴビ砂漠、黄土高原、 東部の沖積平野や長江デルタ、南部の亜熱帯カルストまで多彩な地形を持つ。
亜熱帯モンスーンから温帯大陸性までの広域複合気候
- 面積
- アジア / 9596960 km²
- 首都
- 北京
- 最大都市
- 上海
- 海岸線の有無
- 有
- 主要湖沼
- 青海湖, 太湖, 鄱陽湖, 洞庭湖
- 隣接国
- 北朝鮮, ロシア, モンゴル, カザフスタン, キルギス, タジキスタン, アフガニスタン, パキスタン, インド, ネパール, ブータン, ミャンマー, ラオス, ベトナム
政治
政治体制: 中国共産党による社会主義一党制共和制
経済
通貨: 人民元 (CNY)
GDP(名目): 17.7 兆米ドル (2023)
GDP(PPP): 30.3 兆米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 標準中国語(普通話)
時間帯: 中国標準時
文化・習慣
民族集団
漢族, チワン族, 満族, 回族, ミャオ族, ウイグル族, イ族, 土家族, チベット族, モンゴル族
平均寿命
78.2歳
識字率
97%
国民的スポーツ
卓球, バドミントン, バスケットボール, サッカー, 武術太極拳, ドラゴンボート, 囲碁, 象棋