中央アフリカの概要
アフリカ中央部に位置する内陸国で、豊富な鉱物資源と熱帯林を有する。
基本情報
中央アフリカ共和国は、チャド・スーダン・南スーダン・コンゴ民主共和国・コンゴ共和国・カメルーンの6か国に囲まれた内陸国で、国土の大半が高原状のサバナと熱帯雨林から成る。ダイヤモンドや金、ウランなどの鉱物資源とチークやマホガニーなどの貴重木材を産出する一方、継続する政情不安と武装勢力の抗争により経済開発は大きく遅れている。人口は約560万人、公用語はフランス語とサンゴ語で、多様な民族が共存する。
- 正式名称
- 中央アフリカ共和国
- 通称
- 中央アフリカ
- 国コード(数字3桁)
- 140
- 国コード(英字3桁)
- CAF
- 国コード(英字2桁)
- CF
- 推計人口
- 約560万人(2023年推計) (2023)
- 人口密度
- 約9人/km2
- 主要言語
- フランス語, サンゴ語
- 主要宗教
- キリスト教, イスラム教, 伝統宗教
- 国歌
- La Renaissance(ルネサンス)
- 国際電話番号
- +236
- インターネットTLD
- .cf
歴史
1960年にフランスから独立後、クーデターと内戦が相次ぎ、現在も和平プロセスが続く。
独立直後に一党独裁化したダッコ政権を経て、1965年のクーデターでボカサが実権を握り1976年には皇帝を自称。1979年にフランスの介入で共和制へ戻るも、その後もクーデターが多発した。2003年のボジゼ政権崩壊、2013年のイスラム系連合セレカによる首都掌握で内戦が激化し、キリスト教系民兵アンチバラカとの衝突で無政府状態に陥った。2016年にトゥアデラ大統領が就任し民政移管は完了したが、各地で武装勢力との散発的な戦闘が続いている。
地理・気候
国土は海抜500〜700mの卓状高原が大部分を占め、北は乾燥したサヘル草原、南はコンゴ盆地の熱帯雨林へと移行する。
熱帯サバナ気候(Aw)と熱帯雨林気候(Am)の混合
- 面積
- アフリカ / 622984 km²
- 首都
- バンギ
- 最大都市
- バンギ
- 海岸線の有無
- 無
- 隣接国
- チャド, スーダン, 南スーダン, コンゴ民主共和国, コンゴ共和国, カメルーン
政治
政治体制: 共和制(大統領制)
経済
通貨: CFAフラン(BEAC) (XAF)
GDP(名目): 23億 米ドル (2022)
GDP(PPP): 55億 米ドル (2022)
言語・時間帯
主要言語: フランス語, サンゴ語
時間帯: 西アフリカ時間
文化・習慣
民族集団
バヤ族, バンダ族, マンジャ族, ムブーム族, サラ族, アザンデ族, ペウル族, ムバカ族
平均寿命
55.5歳(2022年)
識字率
36.8%(2018年推計)
国民的スポーツ
サッカー, バスケットボール, 陸上競技, レスリング, 伝統格闘技(ンゴマ)