ボツワナの概要
カラハリ砂漠と世界最大級の内陸デルタ・オカバンゴを擁するダイヤモンド産出国。
基本情報
南部アフリカの中央部に位置する内陸国で、国土の大半は標高1,000m前後の高原とカラハリ砂漠が占める。政府指定保護区が国土の約17%を占め、野生動物サファリが主要産業の一つ。豊富なダイヤモンドと良好な統治により独立後アフリカ有数の経済成長を遂げ、公用語は英語とツワナ語。穏健な多党制民主主義と比較的良好な治安を維持し、観光と資源開発を両立させる政策で知られる。
- 正式名称
- ボツワナ共和国
- 通称
- ボツワナ
- 国コード(数字3桁)
- 072
- 国コード(英字3桁)
- BWA
- 国コード(英字2桁)
- BW
- 推計人口
- 約264万人 (2023)
- 人口密度
- 約4人/km2
- 主要言語
- 英語, ツワナ語
- 主要宗教
- キリスト教, 伝統宗教
- 国歌
- Fatshe Leno la Rona
- 国際電話番号
- +267
- インターネットTLD
- .bw
歴史
1966年にイギリスから独立し、以来クーデターのない安定した民主主義を続けている。
19世紀後半にイギリス保護領ベチュアナランドとなった後、1966年9月30日にボツワナ共和国として独立。初代大統領セレツェ・カーマの指導でダイヤモンド産業を基盤に教育と医療へ投資し、高成長を実現した。冷戦期やアパルトヘイト期にも非同盟と融和を掲げ、周辺情勢が不安定な中で治安と民主制度を守った。2024年には初の政権交代が平和裏に行われ、成熟した民主主義の一例として国際的に注目されている。
地理・気候
国土の70%以上をカラハリ砂漠が占め、北部には世界最大級の内陸デルタ、東部には低い丘陵が点在する盆地状の高原地形。
半乾燥ステップ気候から亜熱帯砂漠気候
- 面積
- アフリカ / 581730 km²
- 首都
- ハボローネ
- 最大都市
- ハボローネ
- 海岸線の有無
- 無
- 主要湖沼
- ンガミ湖, グドゥイカ湖(季節湖)
- 隣接国
- 南アフリカ共和国, ナミビア, ジンバブエ, ザンビア
政治
政治体制: 共和制(大統領制、多党制民主主義)
経済
通貨: プラ (BWP)
GDP(名目): 203.5 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 441 億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: 英語, ツワナ語
時間帯: CAT
文化・習慣
民族集団
ツワナ人, カランガ人, サン人, ンデベレ人, ヘレロ人, ヨーロッパ系
平均寿命
約61歳
識字率
約87%
国民的スポーツ
サッカー, 陸上競技, クリケット, ゴルフ, ラグビー