ボリビアの概要
アンデス高地とアマゾン熱帯林を併せ持つ内陸国で、多様な先住民文化が色濃く残る。
基本情報
ボリビアは南米中央部に位置し、標高4000m級のアルティプラーノからジャングルまで変化に富む地形を抱える。多民族国家を掲げ、36の先住民言語を公用語に認定。豊富な天然ガスやリチウムなどの地下資源を産しつつ、音楽・舞踊・祭礼など独自の文化も世界的に評価されている。
- 正式名称
- ボリビア多民族国
- 通称
- ボリビア
- 国コード(数字3桁)
- 068
- 国コード(英字3桁)
- BOL
- 国コード(英字2桁)
- BO
- 推計人口
- 約1200万人 (2022)
- 人口密度
- 約11人/km2
- 主要言語
- スペイン語, ケチュア語, アイマラ語, グアラニー語, その他36の先住民言語
- 主要宗教
- カトリック, プロテスタント系福音派
- 国歌
- Bolivianos, el Hado Propicio
- 国際電話番号
- +591
- インターネットTLD
- .bo
歴史
1825年にスペインから独立後、幾度もの領土喪失と政変を経験しながらも、多民族共生を目指す憲法を2009年に制定した。
16世紀のスペイン支配下でポトシ銀山が世界経済を支えたが、1879年の太平洋戦争で海岸部を失い内陸国となる。20世紀には錫産業とチャコ戦争、1952年の民族革命、そして軍政と民主化を経て2006年に初の先住民出身大統領エボ・モラレスが誕生。資源国有化や社会改革を進めつつ政治的混乱も経験し、2020年にルイス・アルセ政権が発足した。
地理・気候
アンデス高地のアルティプラーノ、東部のアマゾン低地、南部のグランチャコ半乾燥地帯が共存する地形
高地寒冷から熱帯雨林まで多様
- 面積
- 南アメリカ / 1098581 km²
- 首都
- スクレ(立法府・司法府)、ラパス(行政府)
- 最大都市
- サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ
- 海岸線の有無
- 無
- 主要湖沼
- チチカカ湖, ポーポ湖, ウユニ塩湖(乾季は塩原)
- 隣接国
- ブラジル, ペルー, チリ, アルゼンチン, パラグアイ
政治
政治体制: 大統領制共和制(多民族国家)
経済
通貨: ボリビアーノ (BOB)
GDP(名目): 465 億ドル (2023)
GDP(PPP): 1382 億ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: スペイン語, ケチュア語, アイマラ語, グアラニー語, その他36の先住民言語
時間帯: ボリビア時間
文化・習慣
民族集団
ケチュア系, アイマラ系, グアラニー系, メスティーソ, クリオーリョ系欧州系, アフロ・ボリビア人, チキタノ系, モホ族
平均寿命
72歳
識字率
94%
国民的スポーツ
サッカー, フットサル, バスケットボール, バレーボール, フロントン(高地ラケット競技)