サン・バルテルミー(St. Barth / St. Barts)の概要
カリブ海北東部に浮かぶフランスの海外準県で、真っ白なビーチと高級リゾートで世界的に知られる。
基本情報
わずか25km²ほどの小島でありながら、フランスの洗練されたサービスとカリブの陽光が交差する高級リゾート地。免税特権やプライベートヴィラ、マリーナが整い、世界的セレブや富裕層が訪れることで有名である。穏やかな入江の多い海岸線、標高281mのモメ・ドゥ・ヴィティト山など起伏に富んだ地形を持つ。公用語はフランス語だが観光業界では英語も広く流通し、かつてのスウェーデン統治を示す標識が街角に残る。交通は小型機専用のグスタフ3世飛行場と、近隣島からのフェリーが中心。
- 正式名称
- サン・バルテルミー島フランス海外準県
- 通称
- サン・バルテルミー(St. Barth / St. Barts)
- 国コード(数字3桁)
- 652
- 国コード(英字3桁)
- BLM
- 国コード(英字2桁)
- BL
- 推計人口
- 約1.1万人 (2023年推計)
- 人口密度
- 約400人/km2
- 主要言語
- フランス語, クレオール語, 英語(観光業で広く使用)
- 主要宗教
- ローマ・カトリック
- 国歌
- La Marseillaise(フランス国歌)
- 国際電話番号
- +590
- インターネットTLD
- .bl(予約ドメイン)/.fr/.gp
歴史
1493年にコロンブスが命名、18~19世紀にスウェーデン領を経て1878年にフランスへ復帰し、2007年に海外準県として独立自治を得た。
先住民アラワク族が“オゥアナラ”と呼んだ島に1493年コロンブスが来航し、弟バルトロメの名を冠した。1648年フランス人が入植、海賊の根拠地としても知られた。1784年にフランスは島をスウェーデンに譲渡し自由港として開発されたが、1878年フランスに買い戻されグアドループ県に編入。2003年の住民投票で高い自治を求める声が多数を占め、2007年2月22日付でグアドループ県から分離、フランス海外準県(COM)となった。スウェーデン時代の街区名や祝賀行事などは現在も文化的遺産として残る。
地理・気候
火山起源の起伏ある島で、北西は険しい崖、南部は白砂の入江が点在。沿岸を囲む珊瑚礁が透き通るラグーンを形成する。
熱帯サバナ気候(乾季・雨季が明確)
- 面積
- 北アメリカ(カリブ海) / 24 km²
- 首都
- グスタビア
- 最大都市
- グスタビア
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: フランス共和国の海外準県(自治領域集団)
経済
通貨: ユーロ (EUR)
GDP(名目):
GDP(PPP):
言語・時間帯
主要言語: フランス語, クレオール語, 英語(観光業で広く使用)
時間帯: 大西洋標準時(Atlantic Standard Time)
文化・習慣
民族集団
フランス系白人(ブルトン・ノルマン系), アフリカ系・クレオール, 混血(ミュラート), ポルトガル系移民, ブラジル系労働者
平均寿命
約83歳
識字率
約99%
国民的スポーツ
セーリング, ヨットレース, フットボール, ウインドサーフィン, カイトサーフィン, サーフィン, ペタンク