基本情報

ブルンジはアフリカ大地溝帯に沿った高原の国で、標高1500m前後の肥沃な土地に人口が集中する。主産業は農業で、輸出の大半をコーヒーと茶が占めるが経済水準は依然として世界最低水準にある。1962年に独立後、フツ・ツチ間の対立から長期の内戦を経験したが、2000年代後半に和平合意が成立。政治首都は2019年にギテガへ移転し、最大都市ブジュンブラは経済首都となっている。豊かな文化遺産として王立太鼓隊の音楽や伝統工芸が知られる。

正式名称
ブルンジ共和国
通称
ブルンジ
国コード(数字3桁)
108
国コード(英字3桁)
BDI
国コード(英字2桁)
BI
推計人口
1,200万人(2023年推定) (2023)
人口密度
約463人/km²
主要言語
ルンディ語, フランス語, 英語, スワヒリ語
主要宗教
キリスト教(カトリック・プロテスタント), イスラム教
国歌
Burundi Bwacu(われらのブルンジ)
国際電話番号
+257
インターネットTLD
.bi

歴史

16世紀に成立したブルンジ王国を起源とし、ベルギー信託統治を経て1962年独立。民族対立が続き1993年に内戦勃発、2005年に和平・民政復帰。

ブルンジ王国時代は丘陵地の牧畜と稲作に基づき繁栄したが、第一次大戦後ベルギーの委任統治領ルアンダ=ウルンディに組み込まれた。独立後は王政から共和制へ移行する過程で複数回のクーデターと虐殺を経験。1993年フツ主体政権誕生直後に大統領暗殺で内戦が激化した。地域諸国の仲介で2000年アルーシャ合意、2005年に選挙が実施され和平が定着。2015年の三選問題による混乱を経て、2020年ヌダイシミエ大統領が就任し安定化を模索している。

地理・気候

3方向を山に囲まれた高原と、西端タンガニーカ湖低地の対比が鮮明。丘陵が連なり多くの渓流が刻む。

熱帯サバナ(高地性)気候

面積
アフリカ / 27834 km²
首都
ギテガ
最大都市
ブジュンブラ
海岸線の有無
主要湖沼
タンガニーカ湖, ルウェンソリ湖, コホハ湖
隣接国
ルワンダ, タンザニア, コンゴ民主共和国
資源
ニッケル, 金, タンタル, タングステン, コバルト, 銅, ウラン, 泥炭, 石灰岩, 水力資源, 森林, 淡水漁業, レアアース, カオリン

政治

政治体制: 大統領制共和制

経済

通貨: ブルンジ・フラン (BIF)

GDP(名目): 35億 米ドル (2023)

GDP(PPP): 103億 米ドル (2023)

言語・時間帯

主要言語: ルンディ語, フランス語, 英語, スワヒリ語

時間帯: Central Africa Time

文化・習慣

民族集団

フツ, ツチ, トゥワ

平均寿命

約62歳(2022年)

識字率

約76%(2021年推計)

国民的スポーツ

サッカー, 陸上長距離走, バスケットボール, 自転車競技, バレーボール

国旗

ブルンジ 国旗

国章

ブルンジ 国章