UAEの概要
7首長国から成る湾岸の連邦制絶対君主国。首都はアブダビ、最大都市はドバイ。
基本情報
UAEはペルシャ湾とオマーン湾に面し、産油国として急速に近代化した国家である。 石油収入に支えられた社会インフラと低税制が特徴で、人口の約9割を外国人労働者が占める。 首都アブダビは豊富な石油資源と世界最大級の政府系ファンドを持ち、 ドバイは物流・金融・観光のハブとして超高層ビルや巨大商業施設が林立する。 イスラム教を国教とする一方で比較的開放的な文化政策を採り、多民族が共存。 近年は脱炭素と経済多角化を掲げ、再生可能エネルギー都市「マスダールシティ」等を推進している。
- 正式名称
- アラブ首長国連邦
- 通称
- UAE
- 国コード(数字3桁)
- 784
- 国コード(英字3桁)
- ARE
- 国コード(英字2桁)
- AE
- 推計人口
- 約1,000万人 (2023)
- 人口密度
- 約118
- 主要言語
- アラビア語
- 主要宗教
- イスラム教
- 国歌
- Īshī bilādī(イーシー・ビラーディ)
- 国際電話番号
- +971
- インターネットTLD
- .ae
歴史
1971年に英保護領から独立し、7首長国が連邦を結成。石油発見後に急成長した。
紀元前のマガン文明から海上交易で栄え、イスラム化、ポルトガル・オスマンの支配を経て 19世紀に英領「トルーシャル・コースト」となった。 1960年代にアブダビとドバイで石油が発見され、オイルマネーで近代化が加速。 英国のスエズ以東撤退を機に7首長国が独立し連邦国家を発足。 ザーイド初代大統領の下でインフラ整備と福祉拡充が進み、21世紀には観光・金融拠点として世界的地位を確立した。
地理・気候
国土の8割が砂漠で内陸は赤砂丘、東部にはハジャル山脈が走り標高1700m級の山岳が連なる
砂漠気候(BWh)
- 面積
- アジア / 83600 km²
- 首都
- アブダビ
- 最大都市
- ドバイ
- 海岸線の有無
- 有
- 隣接国
- サウジアラビア, オマーン
政治
政治体制: 連邦制絶対君主制(各首長国は世襲首長)
経済
通貨: アラブ首長国連邦ディルハム (AED)
GDP(名目): 5,080 億米ドル (2023)
GDP(PPP): 1兆1,600 億米ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: アラビア語
時間帯: UAE標準時
文化・習慣
民族集団
アラブ系エミラーティ, インド系, パキスタン系, バングラデシュ系, イラン系, フィリピン系, 西欧系, その他アジア系
平均寿命
約78.3年
識字率
93%
国民的スポーツ
サッカー, クリケット, ラクダレース, 競馬, ブラジリアン柔術, 鷹狩り