アルバの概要
カリブ海南東部に位置するオランダ王国を構成する自治国。白砂のビーチと年間を通じた乾いた温暖な気候で知られる。
基本情報
アルバはベネズエラ沖25kmに浮かぶ面積193km2のサンゴ礁由来の島で、キュラソー、ボネールと合わせて「ABC諸島」と呼ばれる。石油精製で発展したが、現在は観光業がGDPの半分超を占めるリゾート・アイランド。公用語はオランダ語と混成クレオールのパピアメント語で、英語・スペイン語も広く通じる。治安とインフラが安定しており、ライフスタイルはオランダとカリブの文化が融合。国旗の四角星は島を、2本の黄線は自由と独立の道を表す。
- 正式名称
- アルバ
- 通称
- アルバ
- 国コード(数字3桁)
- 533
- 国コード(英字3桁)
- ABW
- 国コード(英字2桁)
- AW
- 推計人口
- 約10万6千人 (2024)
- 人口密度
- 約550人/km2
- 主要言語
- オランダ語, パピアメント語
- 主要宗教
- カトリック
- 国歌
- Aruba Dushi Tera
- 国際電話番号
- +297
- インターネットTLD
- .aw
歴史
カケティオス先住民の後、1499年にスペイン人が到達、1636年以降は主にオランダ支配下。1986年にオランダ領アンティルから分離し自治国化。
先住のアラワク系カケティオスが1世紀頃から居住。16世紀にスペインに「発見」されるがサトウキビプランテーションは発達せず、19世紀後半の金鉱で一時繁栄。20世紀初頭に米・蘭系企業が大規模製油所を建設し、第二次大戦期には連合軍補給拠点となる。1954年にオランダ領アンティルの一県として自治を拡大し、1986年『ステータス・アパルテ』で単独自治国へ。2010年のアンティル解体後もオランダ王国内の一国として現在に至る。
地理・気候
低平で乾燥した石灰岩島。サボテンやディビディビ樹が点在し、北東は荒波の断崖、南西は穏やかな白砂ビーチが連なる。
熱帯ステップ気候(BSh)
- 面積
- 北アメリカ(カリブ海) / 193 km²
- 首都
- オラニエスタッド
- 最大都市
- オラニエスタッド
- 海岸線の有無
- 有
政治
政治体制: 立憲君主制下の議院内閣制(オランダ王国構成国)
経済
通貨: アルバ・フローリン (AWG)
GDP(名目): 3.3 10億米ドル (2023)
GDP(PPP): 4.3 10億国際ドル (2023)
言語・時間帯
主要言語: オランダ語, パピアメント語
時間帯: Atlantic Standard Time
文化・習慣
民族集団
混血(ヨーロッパ系・アフリカ系・カケティオス系), オランダ系, ベネズエラ系, コロンビア系, キュラソー系, ハイチ系, 中国系, その他カリブ系
平均寿命
約79歳
識字率
97%
国民的スポーツ
サッカー, 野球, ソフトボール, コーフボール, ウインドサーフィン, カイトサーフィン, セーリング